丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

10月2日 中山11R スプリンターズS(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    13

    相手

    6

    7

    9

    10

    12

    15

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    13

    2着

    9

    相手

    6

    7

    10

    12

    15

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    13

    2着

    15

    相手

    6

    7

    9

    10

    12

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【頂上へ】メイケイエールはGIの頂までにあと一歩。戦績は12戦7勝。1200mから1600mで5つの重賞を勝ち、3歳クラシック戦線でも中身の濃い競馬をいくつか重ねてきたが、3歳シーンは折り合いに腐心。取りこぼしも多かったけれど、本年1月のシルクロードSから馬具を工夫。課題だった引っ掛かり癖の解消法が見つかった。

 高松宮記念はインコース絶対有利の馬場に泣いたが、京王杯SCは1200m通過・1分8秒0というなだらかな平均ペースに、苦労しながらも最後1Fもうひと脚を使い、後続をねじ伏せ地力強化を明確に示した。

 馬具の効果や体力強化も重なりセントウルSは484(+14)キロに増量。骨格と筋肉量がピタリと一致、折り合いに汲々とした以前と異なり、前半3F・32秒5というペースを押っつけながら追走。直線2F標識でエンジンが点火、レースの上りを0秒8上回る32秒9という上りを駆使。従来の記録を0秒5塗りかえる1分6秒2のレコードで走り、理想像を数字でも具現した。

 レコ勝ちの反動と中二週というタイトなローテーションがカギになるが、セントウルS当日は1勝クラスのマイルでもレコードが飛び出す異例の高速馬場。時計は0秒5くらいは割り引いて考えたほうがよく、力を絞り出してはいないぶん、疲労も少なくてすみ、一週前の土曜日に速いところをやり、当該週の水曜日はCWで上り重点という調教パターンは前走とまったく同じ。坂路・CWのタイムも前走と同じか、それ以上。追い切りビデオを見て、改めて四肢や首の動きに力がみなぎっているのも確認できた。先週の中山は前残りのオンパレードだったが、腰が大きくなり踏ん張りがきくようになった今はスタートも決まり、奇数枠とはいえ13番枠なら包まれることなく先行勢の脚色をはかり、ある程度好ポジションもとれる。

 ただ、一つ年下のナムラクレアは相当手強い。紐解けば小倉2歳Sを上り33秒9で外一気、1分7秒9という決着タイムは過去十年の小倉2歳Sの最速タイだった。GII・フィリーズレビューはアタマ差2着に敗れたものの、1分19秒9という決着タイムはレースレコード。前年のメイケイエールも小倉2歳Sを勝ったが、レース内容は同等か、それ以上。1Fが長い桜花賞も枠順や馬場に恵まれたとはいえ、0秒1差の3着というあわやの見せ場を作り、函館SSは好位で悠々と脚をため、並ぶ間もなくという表現がぴったりの鮮やかな一気差し。50キロの軽量とはいえ素材の確かさを見せつけた。

 北九州記念は外枠からジンワリとポジションを探ったが、勝負どころで外から外から来られ四方をぐるりと囲まれる大誤算。直線入り口、外に持ち出そうと合図を送ると、反応があまりに敏感すぎ外に一気に2頭ぶん大きく膨らむ、思ってもいない大誤算。あわてて内に切り替え逆に進路を失ってしまったが、ラスト1Fの伸び脚は強烈。斤量は53キロ、正攻法の競馬を心掛ければ逆転の単も十分。

 三番手にはシュネルマイスターの決め手を抜擢。NHKマイルCをレコ勝ち、毎日王冠完勝、マイルCS2着でグランアレグリアの後継マイラーに浮上したかに見えた。だが、GIマイラーの力量は示したものの、安田記念は流れに乗り遅れクビ差2着の惜敗。秋の狙いはむろん次走のマイルCSにあるが、今年は毎日王冠ではなく勝負どころの反応と動き出しを機敏にすべくスプリンターズSをチョイスし。思えば父は欧州のスプリントシーンを席巻した快速馬キングマン。

 見れば4歳秋を迎え体型もずんぐりと寸が詰まり、100m走者のようなスプリンター仕様になっている(気のせいか)。道中の位置取りや流れには苦労は覚悟。6Fもマイルも有無を言わせぬ末脚を繰り出すグランアレグリアのような馬は二頭はいないけれど、決め手と体力はNo.1。15番枠とあれば後方待機、坂上猛追と腹も括りやすい。

 ウインマーベルは、まなじりを決してここ一番に臨む。キーンランドCは直線外に逃げ気味、空いた馬場の真ん中を強襲され痛恨の2着に敗れたが、惜敗のくやしさはジョッキーが一番に知っている。ひと叩きして馬体もフォームも精度アップ、今度はブレない。夏場を3戦というローテが微妙だが、キーンランドCの覇者ヴェントヴォーチェは、知っての通り西村淳Jとのコンビで春雷Sを1分6秒8で圧勝歴がある。時計勝負は少し厳しいが、ナランフレグは昨年暮れのタンザナイトS一気差し以降、右回りでも三分三厘でガツンとギアが入るようになった。

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