丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

5月22日 東京11R オークス(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    6

    相手

    3

    4

    8

    9

    16

    18

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    6

    2着

    18

    相手

    3

    4

    8

    9

    16

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    6

    2着

    9

    相手

    3

    4

    8

    16

    18

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【培ってきたキャリア】2歳女王サークルオブライフが反転攻勢に打って出る。新馬戦はイクイノックス(後に東スポ杯圧勝、皐月賞2着)の3着に敗れたが、中山マイルの未勝利をひとマクり、アルテミスSは直一気。阪神JFはアップダウンの激しいミドルをじっくり後方待機。レースの上りを0秒9上回る33秒9の伸びやかな末脚で力でねじ伏せる完勝だった。3歳初戦のチューリップ賞は、冬毛が伸び、いかにもたたき台といった造りだったが(3着)、万全の仕上げで臨んだ桜花賞は外目の16番枠、ペースはスロー寄りの平均ペース。終始外を回され、圧倒的に内枠、インコース有利の馬場コンディションに泣いたが、最速の上りでただ一頭外から脚を伸ばしてきた。四肢・背中は頑丈、シルエットはいかにも中距離型。2400mのオークスを想定し調教の負荷を上げてきたが、稽古時計を短縮しつつ、馬体は逆にボリュームを増している。

 桜花賞馬スターズオンアースとの叩き合いが本線。夏の新潟・1800mデビュー、初戦は2着。二戦目の東京1800mを1分47秒3という好記録で勝ちあがったものの、桜花賞を目指すとなると距離短縮が課題となる。続く赤松賞はマイルの速い流れに戸惑い3着。年明けのフェアリーSは2着に粘り込んだが、クイーンCはゴール前内にモタれ2着。フォームやギアチェンジなど、ひとつゝ課題を課してきたが、大一番の桜の舞台でキャリアと経験が桜花賞の勝利へと結実。前記した通りBコースはイン有利、1000m通過は58秒8の緩ペース。みんなインに固執、馬群はひと塊り。しかし、ぎゅーゝ詰めの中団の中でもフォームは乱れず。コースロスなく内を回り、馬群の隙間を縫い、上り3Fは33秒5、ラスト1F・推定11秒フラットの末脚を繰り出しハナ差強襲に成功。祖母はスタセリタ、母の妹はオークス馬ソウルスターリング。父ドゥラメンテの要素も備えた、四肢も胴も長めの中距離体型。動きもものすごく滑らかです。試練の大外18番枠を引いてしまったが、2400mのオークスが悪かろうはずがない。

 一角崩しがあればエリカヴィータ。母の兄は高松宮記念V2を飾ったキンシャサノキセキ。妹のマルシアーノは脚元がデリケートなため主戦場がダートだったが(1600-1800mで3勝)、キングカメハメハ産駒の娘は四肢もシルエットもスラリとした、清涼感あふれる中距離系。二走前のフェアリーSは勝負どころで致命的な不利を被ったものの、フローラSは+4キロの442キロで登場。枠は2番、未知数の2000mゆえ、大事にコースロスなく内ラチ沿いに張り付き、少し湿り気の残る芝コンディション下、上り3Fのレースラップは11秒6-11秒4-11秒8(34秒8)、勝ち馬エリカヴィータの上りは34秒0。メンバー中3位タイの上りで2000mを乗り切った。見た目よりは体力はあり、沈着冷静さが何よりの強みとなる。

 アートハウスも才能は五分。母は秋華賞2着、エリザベス女王杯4着。2歳10月、阪神2000mの新馬戦を上り33秒9で一気差しを決めた。次走のエリカ賞は6着に沈没。レコード決着を乗り切るだけの体力がまだついていなかったが、4か月の成長期間を設け、忘れな草賞は474キロ(+10キロ)に増量。1000m通過・61秒6のスローを、息遣いとフォームなど確かめながらスルスルと4番手に進出。3-4コーナーは内ラチを見ながらタイトに回り、上り3Fは推定11秒7-11秒5-10秒8(34秒0)、みるみるまに2着以下を3馬身と突き放した。典型的なスローの上り勝負、高速馬場の追い風もあったにせよ、10秒台のラップは宝物。まだ芯は通り切っておらず、内枠を引き揉まれ込む危険性も背中合わせとなるが、記録はオークスの上争い圏内に届いた。

 ナミュールは、大外18番枠も痛かったが、馬体細化が伸びを欠く大きな一因。まずは当日の体重増加、いかに道中馬込みで体力を温存できるかがカギになるが、マイルとはいえ東京コースの赤松賞では上り33秒0という桁違いの瞬発力をマークした。東京に戻れば、新馬戦を上り33秒3、クイーンC直一気を決めたプレサージュリフトの大駆けを一考。ルージュエヴァイユはフローラSで最速の上りを計測。直線勝負に徹すれば面白い。

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