競馬の天才!編集部 競馬という超難問を解き明かす
◎ | セオ |
マイラーズCはレース番組の構造上、堅い決着が多くなっている。 前年秋のマイルCSで人気に推された馬が、ハイレベルな香港マイルや1800m以上の重賞を経由して適距離に戻って来るからだ。20年1着のインディチャンプや23年1着のシュネルマイスター、昨年ワン・ツーを決めたソウルラッシュとセリフォスの馬柱・戦歴は教科書に載せるべきだろう。 今年の2月の段階で、このレースにソウルラッシュが出走なら鉄より堅いと思っていたのだが、ご存知の通り、ドバイに遠征、大仕事をやってのけた。そのため、教科書の公式にはやや物足りない②ニホンピロキーフと③ジュンブロッサムが候補になる。 ところが、どちらも前走で精彩を欠き、陣営から原因を把握していないようなコメントが出ている。これでは全幅の信頼は置きにくい。 であれば、前走の敗因が明確な⑧セオが、京都替わりで割って入る可能性は十分だ。 土曜の芝戦は1鞍、それも内回り戦を見ただけのタイミングで予想を入稿せざるを得ないが、どうやらメチャクチャな高速馬場ではなさそう。これならば十分に戦える。 相手は先述の2頭になるが、割って入るなら前走から「変化」がある⑥ミスタージーティー。3歳時に重賞馬たちと戦ってきた内容を思えば、また、今年のメンバーであれば、格上挑戦でも決して見劣ることはない。