京都12R4歳以上2勝クラス
2月15日(土) 芝1900m
TARO ガチンコ勝負の王道予想
◎ | プラダリア |
伝統のG2らしく実績馬がそこそこ揃った上に、少頭数、バラける有利不利のない芝の状況…と、どちらかといえば堅く収まる状況が揃っている。力通り決まって何でもない可能性も。 唯一紛れるとすれば、ドバイを見据える組とそうでない組。そういう意味では、上位人気勢と下位勢の力差はあるが、上位人気勢に関して言えば、人気ほどの差はないかもしれない。 【本命馬】◎プラダリア 本命にはプラダリアを抜擢したい。 本馬はとにかくレースが上手で、スタートを決めて自在に動けるのが強み。ディープ産駒らしく京都外回りもあっている。 当舞台では昨年の京都記念制覇のほか、宝塚記念でも4着と好走。その宝塚もやや立ち遅れたゲートのロスがなければ…という内容だった。唯一京都で崩れた昨年の京都大賞典は、苦手な夏を越しての調整遅れが要因。レース前から陣営も懸念のコメントをしていた。展開も厳しく、参考外で良いだろう。 それを除けば京都ではG2・2勝と宝塚記念4着。今の馬場を考えれば外寄りの枠を引けたのもプラスで、得意舞台ならG1馬相手にもやれて良い。 ~対抗以下&穴馬~ 対抗にはヨーホーレイク。 本馬もたぶん京都外回りが得意。 たぶん…? ってなんだよって話だが、実は7歳馬ながら京都はこれまで2回走っただけで、しかもともに内回り戦。ちなみに2戦2勝。7歳にして京都外回りは初出走となるのだが、正統派のディープ産駒で決め手もあるタイプだけに、この舞台が悪かろうはずがない。3走前の新潟大賞典はかなり苦しいインから伸びて3着、鳴尾記念勝利の後の毎日王冠は、久々の1800mに加えて開幕週の外枠と条件が厳しかった。距離延長で京都外回りとなる今回は前進の期待大。 ソールオリエンスは当舞台の宝塚記念で2着。決め手を生かすようなタイプではないので、東京のスローだった昨秋のG1は微妙だった。条件は好転する。 チェルヴィニアは実績上位。 ただ、不安があるとすればドバイを見据えていることと、そもそも3歳牝馬の中で圧倒的な存在ではないこと。ジャパンカップも4着とはいえ上位3頭には離されて完敗だった。3歳牝馬でも頑張った…と言えなくもないが、ジャパンカップは歴史的にも特に近年は3歳牝馬が強いレース。そう考えるとやや物足りなさも残った。人気ほど抜けた存在ではない。 次点でセイウンハーデス。 久々ながら早め先頭で見せ場を作った前走が上々。1F延長はカギになるが、さらに前進があって良い。外枠も組み立てやすい。 以下は少し差がある印象だが、一応伏兵としてチャンスがあるのはマコトヴェリーキーとリビアングラスの2頭。 マコトは距離延長と荒れ馬場に活路を見出したい。前走は2000mの外枠でまったく流れに乗れず参考外。北村友騎手の長丁場は買い。 リビアングラスも2200m実績が豊富で、とにかく並ばれてからのしぶとさが武器。自分のリズムで逃げか番手なら面白いかもしれない。鞍上の高杉騎手は重賞ではまだ無名の存在だが、スタートが上手で、次世代を担うトップジョッキー候補。芝の長丁場にも全く不安はない。 ~その他の馬~ フォワードアゲン →近走内容から力不足。 メイショウユズルハ →いきなりの芝でこの相手では苦しい。 エヒト →前走多少頑張ったが、見せ場以上を期待できる内容ではなかった。距離も荒れ馬場も良いし騎手も怖いが、今年のメンバーだと圏内までは苦しいか。 ブレイヴロッカー →ジワジワ力をつけてはいるがココに入るとやや足りない。田口貫太騎手も芝の中長距離が良いタイプではなく、基本的にはダートや短距離向きのパワータイプ。 【馬 券】 馬券は◎からの3連複。2列目を絞りつつ上位に重ねる形で。