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2月28日 阪神11R 阪急杯(G3)

netkeibaデスクの見解

 高松宮記念に向けたステップレースで、インディチャンプらGI馬3頭の登録があり例年以上にメンバーが揃った。ここ4年は7・7・11・6番人気が勝利して波乱含みとなっているが、今年は人気の実績馬が貫録を見せるか。それとも、例年のように伏兵の台頭があるのか。

1.差しが決まる

 直線が短い内回りコースを使用する一戦だが、しばしば差しが決まるレース。過去10年で3着以内に入った延べ30頭中、17頭は4角7番手以下だった。前走4角位置取りを見ても、前走4角7番手以下だった馬は[4-7-9-71]で複勝率22.0%、複勝回収率106%。

2.4歳馬は勝ち切れない

 過去10年で4歳馬の勝利は14年のコパノリチャード1頭だけ。複勝率は25.8%あるため軽視とまではいかないが、1着の信頼度は高くない。昨年3番人気のクリノガウディーは7着、一昨年1番人気のミスターメロディは7着、18年1番人気のモズアスコットは2着、17年1番人気のシュウジは8着に敗れた。

3.前走凡走馬の変わり身に注意

 昨年こそ前走1-2着馬が3着以内を独占したが、19年以前では、4年連続で前走4着以下だった馬が馬券圏内を独占していた。直線に坂のある内回りコースという特殊な条件で行われるので、条件替わりでの変わり身がしばしばみられる。


 ザイツィンガーは前走のシルクロードSで8着も、最内枠が響いた形。3着から0秒4差なら悪くない内容だった。これまで前傾ラップのタフな流れの中で差し脚を伸ばして好走してきたので、直線に急坂のある内回りは合うはず。距離延長も問題なく、ここで変わり身があってもおかしくないと見る。

 レシステンシアは距離短縮も内回り替わりもプラス。だが、過去に勝ち切れないケースが多い4歳馬。この馬自身も1年以上勝ち星から遠ざかっており、1着の信頼度は高くないだろう。インディチャンプも実績上位だが、前走が負け過ぎ。地力だけなら抜けているが、条件が合っているわけではないので割引は必要だろう。

 ミッキーブリランテは重賞でも好走歴があり、前走くらいは走れて良い馬。阪神Cではさっぱりだったがここでも通用して良いだろう。以下、前走復活Vのダノンファンタジー、前走は調子が良さそうだったが余裕残しだったジャンダルム、前走は馬場が合わず参考外のクリノガウディー。

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