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9月11日 中山11R 紫苑S(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 昨年4着のマジックキャッスル、一昨年3着のカレンブーケドールをはじめ、秋華賞だけでなくその後の古馬戦線でも活躍していく馬が多く輩出されている一戦。以前の紫苑Sは秋華賞との繋がりも薄く目立たないレースであったが、重賞に格上げされた16年以降でそのイメージは完全に払拭された。

1.前走オークス組は妙味が薄い

 新潟開催だった14年を除く過去9年で、前走オークス組は[2-2-3-23]。複勝率こそ23.3%あるが、単勝回収率は42%、複勝回収率は54%と妙味は薄い。前走オークス組は実績上位として人気に推されることが多いが、オークスと紫苑Sではレースの質が違うのでアテにしづらい面もある。

2.近年は先行馬有利

 以前は最後の直線で形勢が一変して差し・追い込み馬の台頭が多かったが、近3年を見ると、3着以内に入った9頭中8頭が4角5番手以内であり、基本的に前有利のレースに変わっている。

3.より短い距離の実績に注目

 近5年で3着以内に入った15頭中、13頭にはマイル重賞で連対した実績か、1600m-1800mの1勝クラス以上で勝った実績があった。これに該当しない馬は、昨年1番人気9着のスカイグルーヴ、18年3番人気13着のサラス、17年2番人気6着のルヴォワール、17年3番人気9着のホウオウパフューム、16年2番人気5着のパールコードと、上位人気でも凡走するケースが多い。

 ホウオウラスカーズは前走の2勝クラスで古馬相手に完勝を飾っており、既に重賞戦線を戦ってきた馬と比べても見劣らない能力を持っていそう。今回初めての2000mはカギとなるが、近年のこのレースの傾向からすれば好走のチャンスは十分あると見る。

 ファインルージュはもっと短い距離向きだが、2000mはこなせる範囲。中山も合うので好走を期待できそう。エイシンチラーは未知数な面が多いが、素質は高そう。血統的に開幕週は合いそう。

 スライリーは気性が激しく力を出し切れないこともあるが能力自体は上位。噛み合えば突き抜けてもおかしくない。以下、おそらく過剰人気だが底は見せていないエクランドール、中山替わりはプラスだがゲートに課題を残すスルーセブンシーズ、先行力魅力のプレミアエンブレム。

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