丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

9月11日 中山11R 紫苑S(G3)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    4

    相手

    2

    8

    11

    13

    16

    18

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    4

    2着

    8

    相手

    2

    11

    13

    16

    18

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    4

    2着

    11

    相手

    2

    8

    13

    16

    18

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【血統をたどれ】エクランドールは、兄フィエールマンにシルエットの似た、お尻のちっちゃな女の子。天分のほどもよく似ている。新馬戦は430キロで登場、上がり3Fのレースラップは11秒7-10秒9-11秒1(33秒7)。対する自身の上がりは33秒1、ラスト2Fは10秒台の加速ラップで駆けた。続戦はマイナス8キロ(422キロ)、体重は減っていたが、新馬戦時より歩きが力強くバランスもしっかりとれている。1000mは61秒8のスロー、前残り必至。取りこぼしのないよう、いつかのダービーと同じ「レイデオロ乗り」――向正面でスルスルと二番手に押し上げ、上がり3F・推定11秒4-11秒0-11秒4(33秒8)という二枚腰を駆使、ゴール前は後ろをチラリと振り返る余裕さえあった。身体はちっちゃいが、やっぱ器はでっかい。テッポウ使いや成長・変化度合は、兄に倣え。

 手塚調教師もこの血統は手の内に入れている。春の調教は3-4Fが中心だったが、秋は長め6Fから時計が出せるようになり目に見えて体力アップ。自動計測となり上がり1Fの数字は何故か手動より速くなったが、本追い切りの11秒4という数字と伸びは出色。

 第一本線はメイサウザンアワー。祖母は2001年の最優秀古馬牝馬トゥザヴィクトリー。母ディナシーは、2006年のセレクトセールで6億3000万円で落札(未出走)。あの日のあの時のハンマーの音が、今でも頭に残っている?。なんて、7番仔はノヴェリスト産駒、四肢も首も頑丈な494キロの牝馬。二走前のフローラSは狭い内に進路をとったのが裏目。切り返すロスが生じ、0秒2差の4着。

 あと一歩でオークス出走権を逃したが、カーネーションCは馬の気に任せ二番手、前半1000mは62秒5の超スロー。さていつ追い出そうか。内から一旦何頭か馬体を並べてきたが、よほど力関係に自信を持っていたのだろう。直線中盤まで手綱はピクリとも動かず。残り2F標識を過ぎ、満を持してひと気合い注入。11秒3-10秒9-11秒5(3Fは33秒7)という高速ラップで堂々のフィニッシュ。ゴール板をすぎてもグンとひと加速していた。上がりの数値は精密。重心低く、重い馬場も、距離延長もOK。元々馬っぷりはいい馬ですが、ひと夏を越えさらに体も調教もグンと成長。重賞ホースのような貫録がついてきた。

 ファインルージュは、フェアリーSをドトウの一気差し。レコードで決着をみた桜花賞を1分31秒2で3着に食い下がった。マイルなら文句なしの重賞級――ただし2000mは、福永Jのデリケートな操作に頼る部分が多くなる。

 惑星はプレミアエンブレム。母はGIマイラー・メジャーエンブレム。成長過程はゆっくりだが、前走は1000m通過・59秒6のミドル、ラスト4F・11秒9-11秒9-11秒9-12秒5(3Fは36秒3)というタフな流れを、自身35秒8で快勝。走破タイム・1分47秒8は、翌週のGIII・クイーンSと同タイムだった。

 クリーンスイープはGI馬・スイープトウショウの娘。腰や胸に筋肉がつききっておらず、ふらふらして使える脚もまだ短いけれど、前走の福島戦は好位のポケットで上手く脚がたまり、鮮やかなイン強襲に成功。稍重条件下で時計は地味だが、走破タイム・1分49秒1は、メインの七夕賞の1800m通過・1分49秒4より0秒3速く、レース精度は見た目の数字以上に高い。

 ハギノピリナはオークス3着。無欲の直線勝負がハマったことも確かだが、二走前の2分12秒7という記録は、湿り気が残る。馬場差1秒など差し引きすれば意外に良質。コーナー4つの中山2000mという舞台が向いているとは言えないが、オークスは決してフロックではない。トウシンモンブランの勢いも侮れない。

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