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5月31日 東京12R 目黒記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ダービーデーの最終レースは、伝統の目黒記念。舞台となる東京芝2500mは、ダービーより100m延びるだけだが、直線の坂を2回通ることになるため、よりスタミナが要求される。特殊なコース形態と相まって、ハンデ戦ということもあり、中々順当には決まらない。

1.中距離からの距離延長に注目

 昨年レコードが記録されたように、スタミナだけではなくスピードも高いレベルで求められるようになっており、近年は距離延長組もしばしば活躍している。例えば、昨年3番人気で制したルックトゥワイスと、15年に11番人気で勝ったヒットザターゲットは芝2000mの新潟大賞典からの臨戦で、14年に12番人気で2着のラブイズブーシェも、芝2000mの福島民報杯からの距離延長だった。

2.ベテランに妙味

 過去10年の成績を年齢別で見てみると、5歳が最も良く連対率21.3%・複勝率23.4%。次点は4歳で連対率12.1%・複勝率21.2%と続いている。しかし、高齢馬が不振というわけではなく、昨年9番人気で3着となったソールインパクト(7歳)、17年8番人気1着のフェイムゲーム(7歳)、13番人気3着のハッピーモーメント(7歳)など、ベテランの穴馬がしばしば波乱を演出している。

3.差し・追い込みが届く

 過去10年で、4コーナーの位置取りが10番手以下の馬が5勝。上がりタイムで見れば、上がり3ハロンタイムが2位以内だった馬が6勝をあげている。登坂が2回あることで字面以上にスタミナが求められやすいという面と、スタート直後が上りになっていることから前半のペースが落ち着きやすく、後半勝負になりやすいということが、差しが決まりやすい要因として考えられる。

 メートルダールはこれまで東京コースで[4-0-2-1]。今回のコース替わりは大きなプラス材料となるだろう。また、以前と比べてズブさが増していることから、2500mへの距離延長は問題なくこなせるはず。4、5歳時と比べると勢いに劣る面は否めないが、このレースはそのようなベテランがしばしば食い込んでくるレースだ。

 ステイフーリッシュはAJCCや京都記念の活躍から見るに、ここに入れば実績上位。また、非根幹距離が合っているようで、2500mには特に不安はない。直線の長い東京がどうかも上位争いを期待できるだろう。オセアグレイトは前走後手を踏む競馬。2400mより2500mの方が合っていそうで、巻き返しを期待したい。

 タイセイトレイルも前走スローペースで、早めに動いて行ったが展開向かず。昨年のアルゼンチン共和国杯で2着しているように距離延長はプラスで、改めて期待。以下、休み明けから中々好走できていないが徐々に良化は見せているサトノクロニクル、昨年2着のアイスバブル、久々の高倉騎手で見直したいノーブルマーズ。

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