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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月13日 京都11R 日経新春杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 年明け初めて関西圏で行われる古馬の中距離重賞で、今年で66回という長い伝統を誇る。ハンデ戦ということもあって、実績馬は翌週のAJCCに向かうことが多く、メンバーレベルは高くなりにくい。過去3年続けて前走が条件戦だった馬が連対しているように、「格より勢い」という傾向が顕著である。

1.4歳馬が強い

 過去10年で4歳馬が6勝、2着5回で、勝率18.2%・連対率33.3%。最近6年間でも5勝を挙げている。昨年は4歳馬の出走がなく、6歳のパフォーマプロミスが勝ったが、同馬は休養期間が長くここがまだキャリア12戦目だった。ベテランのキャリアよりも若い馬のフレッシュさを重視したい。

2.大敗馬の巻き返しは困難

 過去10年の連対馬のうち、前走で1秒以上離されて負けていた馬は、2009年に逃げ切ったテイエムプリキュア1頭だけ。GIを大敗後の馬が人気になることが少なくないが、2015年のタマモベストプレイは2番人気7着、2014年のラブイズブーシェは3番人気8着。勢いが途切れた馬は苦戦を強いられている。

3.リピーターレースではない

 2017年の勝ち馬ミッキーロケットは、連覇を狙った2018年も出走したものの4着に敗れた。同じことは以前もたびたびあって、2016年は前年の勝者レーヴミストラルが10着、2015年も前年の勝者サトノノブレスが11着、2009年も前年勝者アドマイヤモナークが5着に敗れている。過去の好走例は当てにしづらいレース。

 グローリーヴェイズは、菊花賞で不利な大外枠から最速タイの上がりを繰り出して5着。終いの脚色は次走で有馬記念を勝つブラストワンピースを脅かす勢いだった。関東馬ながら京都ではこれまで3回走っていて、昨年のきさらぎ賞で2着がある。直線が平坦でキレ味が活きる京都外回りは得意条件だろう。ミルコ・デムーロ騎手騎乗時は[2-1-0-0](2着はきさらぎ賞)で、この馬の「勝負騎手」と言っていい。

 シュペルミエールは休養期間が長く、6歳馬ながらキャリアはまだ11戦。これまで唯一3着を外したのが菊花賞(6着)と、コースを問わず能力を出し切るタイプで、重賞でもまったく見劣りしない。ムイトオブリガードはアルゼンチン共和国杯で2着。出遅れが響いての敗戦だったが、上がりの速い競馬に対応できたのは収穫だった。2400m近辺では安定感がある。

 サラスはオリオンSでは上がりが速い競馬に脚を余した印象の3着だった。反応の鈍さを補える京都外回りに替わるのはプラス材料で、重賞でもハンデ戦なら争覇圏内だろう。以下、菊花賞大敗から巻き返しを期すメイショウテッコン、相手なりに走れるルックトゥワイス、2400mでは2戦2勝のアフリカンゴールド。

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