丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

9月23日 阪神11R 神戸新聞杯(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    10通り

    1着

    2

    相手

    3

    4

    5

    6

    8

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    2

    2着

    3

    相手

    4

    5

    6

    8

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    2

    2着

    8

    相手

    3

    4

    5

    6

    各100円

購入:7800円(58通り)

結果

【馬単】
300円 × 13.0倍 = 3900円
【3連単】
100円 × 106.5倍 = 10650円

このレースの収支

払戻:14550円
収支:+6750円

丹下日出夫の見解

【意を得たり】ダービー1-2着馬に、エタリオウが逆転を主張。【1402】の戦績が示すように、基本はステイヤー気配も感じるジリ脚系。青葉賞2着で、ようやくダービー出走権利を得たが、いざダービーでは戦法一変。

 ラスト4Fから一気に11秒7とピッチが上がり、上り3Fは11秒2-11秒2-12秒2(34秒6)という変則ラップを、馬群を割るようにして、あわやの3着。「しまった。あれほどの脚が使えるのなら、もっと前につけてもよかった」--ボウマンも無念を語るダービーとなった。

 秋も僚友ワグネリアンに一週前調教で遅れをとるなど、モタつき感を気にする人もいる。しかし、追い切りで手綱をとったデムーロにすれば、ワグネリアンとの動き出しの違いはわかった。打ち負かすためのコース取り、そして仕掛けどころ等のレース像を、密かにしっかりと描けたのではないか。

 母は芝9FのGI・クイーンエリザベスII世チャレンジカップSなど北米を中心に6勝。6-9Fにかけ、着外少なくタフな競争人生を送っており、血統的な新味や可能性も多く残っているし、馬場が渋れば父ステイゴールドだって血も騒ぐ。

 相手本線にはダービー馬ワグネリアン。デビュー戦の中京2000mの上り32秒6という歴史的な切れを起点に、野路菊Sは重馬場で1分49秒3、東京スポーツ杯2歳Sは1分46秒6。世代牡馬では最上位のラップや時計を、いろんな局面で叩き出してきた。皐月賞は7着と躓いたが、ダービー優勝は記録の集大成、決算ともいえる。春シーズンまでは、テンションが上がり気味、馬体細化を考えながら仕上げてきたが、心の充実は身体造りにも好影響をおよぼし、シルエットがよりスッキリとしてきた。春はパドックで下腹に汗が白く泡立っていたが、秋はそこをポイントに見れば心身のありかがハッキリするだろう。

 藤岡康Jに手替わりとなるが、弥生賞前もダービーも追い切りで騎乗。直前の坂路は上り11秒9を馬なり。操作の加減も頭に入っているか。

 ダービー2着馬エポカドーロだって、当然勝ち負け。数字は2分0秒8と地味だが、Hペースの皐月賞をロングスパートで奪取。ダービーも、歴代5位の2分23秒6という決着を、支配したのは終始エポカドーロだった。

 春は背中を長く見せていたし、母は短距離系。もしかしたら将来は、中距離限定の丸まった姿形にかわる可能性もあるし、キタサンブラックのように母の父が気にならない、伸びやかな化け方も考えられる。

 ただ、3000mの菊花賞はともかく、3歳秋・2400mの神戸新聞杯は、たとえ距離に限界があったとしても、ダービー実績でカバーできることを、歴代のダービー上位馬たちが示唆している。

 惑星はステイフーリッシュ。京都新聞杯は1000m通過・58秒5-2000m通過・1分59秒1というタフなミドルラップの上に立ち、上り3Fのレースラップは11秒3-11秒4-11秒9。2分11秒0は、過去10年で2位の好記録だった。敏感なステイゴールド産駒、今回はホームの利も大きい。

 メイショウテッコンは、京都新聞杯を契機に急成長。「筋金入り」という言葉がぴったり当てはまる身体造りをひと足先に完成。白百合Sの1分45秒9、ラジオNIKKEI賞の1分46秒1と、9Fながら記録面も更新中だ。

 タイムフライヤーも、クタクタになってしまった春後半とは腰のハマリが違う。渋った馬場は大の得意、雨よ降れ。

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