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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月16日 中山11R フラワーC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 フラワーCの勝ち馬が桜花賞に出走したのは、最近では2012年のオメガハートランドが最後。以降の勝ち馬は、オークスやそのトライアルに向かったり、あるいはバウンスシャッセやファンディーナのように皐月賞に挑戦したり。桜花賞への最終便というより、中距離志向が強い牝馬のための、3歳戦で最初の目標レースという位置付けになっている。

1.良馬場なら大型馬が強い

 過去10年の勝ち馬の平均馬体重は479.8kg(阪神開催の2011年を含まず)。唯一重馬場で行われた2012年を除くと487.5kgにまで上がる。ちなみに、前述9年の全出走馬の平均馬体重は451.7kg。パワーと持続力が求められる中山芝1800mでは、馬力のある大型馬を狙うのがセオリー。

2.先行スピードが勝利の条件

 過去10年間のうち、重馬場の2012年と阪神開催の2011年を除く8年における、勝ち馬の4コーナー通過順位は、新しい方から順に「4・2・1・1・4・3・3・1」。「行った行った」の決着になることは稀で、2着には差し馬が届くケースが多いのだが、勝ち馬に関しては、4コーナーで先団に取り付いていることが必須条件だと言える。

3.極端には荒れない

 過去10年で1番人気が6連対。1番人気のロックディスタウンが大敗した2018年も、2、3番人気で決着した。重賞実績がある抜けた実績馬が出走することが少なく混戦のように見えながら、結局は順当に収まるのが通例だ。過去10年間で馬連が万馬券になったのは2015年だけ。その年も1・3着馬は1、2番人気だった。

 コントラチェックは中距離重賞を3勝したバウンスシャッセの半妹。父はディープインパクトに替わったがこの馬も中距離適性は高い。フェアリーSを除外されて回った菜の花賞では、自らレースを作って3馬身差の圧勝。勝ちタイムもフェアリーSを2秒以上上回った。レース内容次第では、フラワーC勝ち馬として久々の桜花賞挑戦も考えられる。

 エールヴォアはエリカ賞の勝ち馬で、アルテミスSの3着も脚を余しての悔しいレースだった。逃げ差し自在でレースセンスが高く、中山替わりも問題なさそうだ。ジョディーは赤松賞の勝ち馬でクイーンCでも強敵相手に3着と健闘した。距離延長は課題だが、自分のリズムで進めれば。

 エフティイーリスは、体質が弱く思うような調教ができない状況でフェアリーS4着。アネモネS除外で、実績あるこの距離に替わるのは吉と出そうだ。以下、不器用さはあるが終い確実なシャドウディーヴァ、テンションの高さが課題も好馬体で素質秘めるランブリングアレー、骨っぽい牡馬と戦ってきた経験が活きそうなルタンブル。

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