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5月26日 東京11R 日本ダービー(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 全ホースマンが夢見る舞台。以前は「最も運がある馬が勝つ」とももてはやされていたが、近年は紛れが少なく東京巧者がきっちり結果を出している印象だ。昨年は31年ぶりに1・2・3番人気の馬全てが馬券外に敗れるという波乱の決着となったが、今年はどんなドラマが待ち受けているだろうか。

1.乗り替わりがどう出るか

 過去10年で連続騎乗だった馬の成績は(10・8・7・95)なのに対し、乗り替わりになった馬の成績は(0・2・3・53)と低迷。勝ち馬に関して言えば、乗り替わりでの優勝例は85年のシリウスシンボリまで遡らなければならない。今年は比較的乗り替わりの多いダービーとなりそうだが、結果に及ぼす影響は果たして。

2.前走皐月賞組が中心も

 過去10年で16頭の連対馬、9頭の勝ち馬を出している前走皐月賞組。その中でも巻き返してくるのは皐月賞で差し届かなかった馬だ。特に近年では4角10番手以下から差し届かなかった馬がダービーで巻き返してくるケースが目立つ。また連覇した2頭はいずれも皐月賞では上り最速をマークしていた(11年の皐月賞は東京2000m)ことからも、中山2000mから東京2400mに舞台が変わり、より末脚が求められてくると考えてよいだろう。

3.フレッシュな馬が強い

 過去10年の成績をそれまでの出走回数別で比較してみると、ダービーまでの出走が6戦以内だった馬は(8・9・9・91)なのに対し、7戦以上を経てきた馬は(2・1・1・57)と不振気味。過去3年に限定すれば、馬券になった9頭全てが5走以内の経験でダービーまで駒を進めてきていた。フレッシュな状態で本番を迎えられるかというのも一つの重要なファクターとなる。

 ダノンキングリーは前走の皐月賞でタイム差なしの3着。上位2頭に比べスパートのタイミングが遅れたが、しっかり末脚を伸ばし最後までじりじり詰め寄った。共同通信杯で32.9の上がりをマークし快勝したように、東京にコースが変わるのは明らかにプラス。高速馬場も追い風となる。

 サートゥルナーリアは皐月賞を優勝。破竹の4連勝でここまで駒を進めてきた。初の東京、そして2400mという距離にも不安はない。一つ割り引くとすれば乗り替わりだろう。ヴェロックスは皐月賞2着馬。4着馬には2馬身差を付けているように世代トップクラスの能力は証明済み。稽古も順調で、雪辱を果たす準備は整って来ている。

 クラージュゲリエは皐月賞で低評判を覆し5着。デビュー直後は緩さが目立っていたが、使われるごとにメキメキと成長してきた。以下、前走の青葉賞を2着、本番を見定めたローテで臨んでくるランフォザローゼス、皐月賞は出遅れが響いたが上がりは上々だったアドマイヤジャスタ。

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