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4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春の福島開催の締めくくりを飾る牝馬重賞。ローカル開催のGIII戦ながら、ヴィクトリアマイルへのステップレースの役割があって、1着馬には優先出走権が与えられる。2017年のヴィクトリアマイルで11番人気2着したデンコウアンジュ、2015年に18番人気3着したミナレットは、いずれも福島牝馬Sをステップにしていた。注目度は高くないものの、本番の穴馬をしばしば輩出する要注目の一戦だ。

1.上がり馬は苦戦

 過去10年(新潟開催の2011年を含む)、前走で条件戦を走っていた馬の勝利は皆無で、前走でオープン特別を使われていた馬も未勝利。牝馬重賞には珍しく、上がり馬にハードルが高いレースで、重賞を使われてきた馬が中心になる。

2.中山牝馬Sの再戦だが

 過去10年の勝ち馬のうち8頭が前走で中山牝馬Sを使われていた(出走取消だったスイートサルサを含めれば9頭)。また、2着も7頭までが前走中山牝馬S組。ただし、2018年の勝ち馬キンショーユキヒメは中山牝馬Sで7着、2017年の勝ち馬ウキヨノカゼは6着、2着馬フロンテアクイーンは8着と、中山牝馬Sでは掲示板を外していた。他のステップで好走してきた馬よりも、中山牝馬S凡走組の巻き返しに妙味がある。

3.距離以上のスタミナが要求される

 2018年7番人気1着のキンショーユキヒメは、それ以前に芝2000mで3勝を挙げていた。2017年4番人気2着のフロンテアクイーンは芝2000mの紫苑Sで3着した実績があり、2016年15番人気1着のマコトブリジャールは芝2000mで2勝、2015年3番人気1着のスイートサルサは芝2000mの愛知杯で3着、9番人気2着のリラヴァティは芝2000mで2勝。春の福島最終週でスタミナを要する馬場状態になりやすいので、1800mより長い距離での実績を持つ馬に注目したい。

 ランドネは前走中山牝馬Sで13着に大敗したが、勝負どころから動きにくい場所に入ってしまって消化不良の一戦だった。芝2000mではこれまで[1-0-2-2]、紫苑Sと愛知杯で3着してGIの秋華賞でも6着と、長めの距離での実績も十分。今回は頭数が落ち着きそうなので、前走の二の舞になる事態は考えにくい。巻き返しに期待したい。

 デンコウアンジュは一昨年のこのレースで4着、昨年は3着といずれも人気以上に走っている。コース適性は高く、6歳を迎えた今季も好調を保っている。カワキタエンカは昨年の2着馬。近走は凡走続きだが、すんなりハナに行ければ一変があり得る。

 ウインファビラスは中山牝馬Sでは外枠が響いて9着。勝ち星がある福島コースで巻き返したい。以下、連勝中の上がり馬ダノングレース、積極策に出た前走が好内容だったフローレスマジック、ローカルの芝1800mで3勝という小回り巧者のカレンシリエージョ。

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