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11月11日 京都11R エリザベス女王杯(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 3歳牝馬三冠を制したアーモンドアイはジャパンカップへ。春のヴィクトリアマイルの勝ち馬ジュールポレールはマイルチャンピオンシップへ。さらには、昨年の秋華賞馬で前哨戦の府中牝馬Sを制したディアドラは香港カップが目標と、今年のエリザベス女王杯はタイトルホース3頭が不在で行われることになる。

 近年では、牡馬混合GIで勝負になる牝馬が珍しくなくなった。その反面、エリザベス女王杯が軽く見られる傾向がある。そのため、たとえばダートのJBCレディスクラシックのようなオールスターキャストにはなりにくい。昨年は9番人気のクロコスミアが2着、一昨年も12番人気のシングウィズジョイが2着と、格下と見られていた馬の食い込みがしばしばで、波乱の余地は少なくない。

1.上がりが速い瞬発力勝負

 過去5年間のレースの上がり3Fを見ると、2015年以外は34.5秒以下で決着している。2015年は前週と当週、2週続けて開催日が降雨の影響を受けた年で、例外と考えていい。前記の4年の連対馬の脚質はいずれも「中団差し→先行」で決まっている。ある程度の位置から切れる脚を使うことが、勝利への最短距離になる。

2.府中牝馬S組の存在感が高まる

 府中牝馬SがGIIに昇格した2011年以降の7年間で、府中牝馬Sからの臨戦馬が馬券に絡まなかった年は、前述の2015年だけ。GIIになってメンバーレベルが高くなったことにくわえて、より短い距離でスピード競馬をした経験も、上がりが速いエリザベス女王杯での好走確率アップにつながっているものと思われる。

3.順調さを欠く馬は割り引き

 昨年は宝塚記念から直行したミッキークイーンがあと一歩及ばず3着。ミッキークイーンは一昨年も休み明けで3着に敗れていて、2015年はオークス以来だったルージュバックが4着と、休み明けの人気馬は好走しながらあと一歩足りない結果に終わっている。ちなみに、このレースが秋初戦だった馬の連対は、過去10年で一度もない。

 リスグラシューは府中牝馬Sで2着に終わったが、1分44秒台の勝ち時計、3F32.6秒の上がりタイムともに非常に優秀だ。もう一頭強い馬がいたというだけで、そのディアドラが不在のここは不動の中心になる。最近3走は速い流れの1600-1800mを使われて、いずれも追い込む形になったが、距離延長でペースも緩むだろう今走は中団追走が可能になるはず。馬体重12kg増をひと叩きされて、万全の態勢で悲願のGIタイトル獲得に挑む。

 モズカッチャンは昨年の勝ち馬で連覇を目指す。今年に入ってからは牡馬の強豪相手に使われて勝ち星には恵まれていないが、札幌記念小差3着が示すとおりその実力は健在と見ていい。ただし、叩き良化の傾向があるので、府中牝馬Sを熱発で回避したのは誤算だろう。また、今季は昨年より行き脚が鈍って、レースでの番手が下がっているのも心配なところだ。

 カンタービレはローズSの勝ち馬。春にはフラワーCも制していて、いわゆる「非根幹距離」で重賞を2勝している。秋華賞では追い込みに転じて3着と脚質の幅を広げたが、スローが予想される今回は本来の先行策に戻す可能性も考えられる。ノームコアの紫苑Sは、コースレコードに0.2秒差という出色の好記録だった。体質が弱くこれまで5戦しか使われていないが、大事に使われたことで能力が開花してきた。晩成タイプが多いハービンジャー産駒で、GI初挑戦でも楽しみだ。

 レッドジェノヴァは今夏の上がり馬で、京都大賞典では牡馬の強豪に先着して2着と健闘した。近親にマンハッタンカフェがいて、淀の大一番では血統背景的にも魅力たっぷり。近年好走が目立つ府中牝馬Sからは、相手なりに走れる安定味が光るフロンテアクイーン、今回は展開が楽になりそうな昨年2着のクロコスミアにも注目したい。

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