最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 かつてはフェブラリーSの前哨戦という位置づけだったが、5年前からこの時期に移動、同時に距離も100m延長された。ダートの一流馬は交流重賞を渡り歩くことが多いが、距離延長と時期移動によって、平安Sも帝王賞へのステップレースとしての役割が注目されるようになっている。 1.平坦京都で先行馬が頑張れる 坂がある阪神のアンタレスSから直線平坦の京都へ替わって、先行有利がセオリーである。現在の条件になってからの5年間で逃げ・先行馬が4勝。昨年のグレイトパールも向正面マクリで4コーナーでは2番手という競馬だった。また、アンタレスSやマーチSなど、坂コースで粘り切れなかった先行馬の巻き返しには注意したい。 2.斤量を背負っている馬が強い 時期変更後の5年間で、56kgを背負った馬が連対率5.6%であるのに対して、57kg以上の馬は29.2%。背負っている馬=すでに重賞実績がある馬のハードルは高い。冬に行われていた時は、GI連戦の合間ということもあって上がり馬に台頭の余地があったが、この条件になってからは実績馬優位の傾向が強まっている。 3.京都の長丁場で巨漢馬が力を発揮 同様の過去5年間で、馬体重520kg以上の馬が[4-2-2-18]で連対率23.1%。それ未満の馬の7.5%を大きく上回っている。大箱の京都をひと回りするコースであり、巨漢馬の力押しが他場以上に威力を発揮する様子だ。 ダートでは6戦6勝といまだ底を見せないグレイトパールが中心。前走のアンタレスSは長期休養明けで完調には一息という状態だったが、GIIIレベルでは問題にならなかった。超大型馬の休み明け2戦目で反動には注意が必要だが、京都替わり、距離延長はプラス材料になる。 ミツバは気難しさのある馬だが、昨年のJBCクラシックで3着したように、流れに乗ったときはGI級にも太刀打ちできる底力を発揮する。前走同様グレイトパールがマクっていく流れならばレースがしやすそうだ。テイエムジンソクはフェブラリーSでは大敗したが、強力メンバー相手で息が入らない流れになったし、東京の長い直線も厳しかった。過去5勝と得意の京都に替わって巻き返しを図る。 サンライズソアはブリリアントSからの中1週だが、前走は出負けして砂を被って嫌気を出してまったく力を出していない。スムーズなら変わり身が期待できる。以下、スタミナ豊富なメイショウスミトモ、重賞2戦目で前進を見込むユラノト、前走は詰まって力を出していないコスモカナディアン。
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