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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

7月22日 函館11R 函館2歳S(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 函館シリーズの締めくくり、世代最初の2歳重賞。かつては時計が掛かる決着になることが通例だったが、2012年から開催が短縮されたことによって、馬場が良好な状態のまま最終週を迎えるようになっている。函館2歳Sもここ数年は1分10秒前後の速い時計での決着が続いている。

1.人気決着の傾向が強まる

 単勝10倍以上の馬が勝ったのは、重馬場で1分13秒台の決着になった2007年のハートオブクィーンが最後。以降の年はもっとも勝ち時計が遅かった年でも1分11秒2で、勝ち馬の人気は順に[2・1・2・2・3・1・4・1・2・1](札幌開催の2009年を含む)。スピード決着で素質馬が実力をストレートに発揮できるようになっており、必然的に単勝候補の選択肢は絞られる。

2.上がり3F1位が能力の証

 最近10年間の勝ち馬のうち7頭までが、前走での上がり3Fの数字がメンバー中1位だった(2着馬も10頭中7頭)。この時期の1200戦における上がり3Fの数字は、どれだけ余力を残していたかの証明でもある。2014年1番人気で5着に敗れたマイネルエスパスは、新馬を圧勝しながら上がり3Fは3位だった。

3.差す競馬の経験が重要

 過去10年間で逃げた馬の連対は2014年の勝ち馬アクティブミノルだけ。また「前走で逃げていた」という馬の連対も6頭にとどまる。最終週ということもあって差し馬有利の傾向が顕著であり、すでに差す競馬で結果を残している馬のほうが信頼感がある。

 カルリーノは2戦目の勝ち上がりだが、2戦ともにメンバー中最速上がりをマークしている。勝った未勝利戦は稍重馬場ながら前半600mの通過タイムが34.1秒。これは今夏の函館の2歳戦でナンバーワンの数字で、勝ちタイムも第2位。今夏の函館で屈指のハイレベル戦を完勝しており、到達点は高い。キャリアとレースセンスに注目したい。

 ナンヨーイザヨイは前述のカルリーノを新馬戦で降しており、持ちタイムはナンバーワン。ただ、トビのきれいな馬だけに荒れた馬場に対応できるかが鍵になる。スズカカナロアは持ち時計は平凡だが、初戦で幼さを見せていたので上積みは大きそう。アスターペガサスはパワフルな外国産馬でレースセンスも上々。以下では、道営馬だが差す形で味があり血統的に芝替わりがプラスになりそうなレコードチェイサー、連闘になるが新馬戦が5馬身差の圧勝だったジゴロ、距離短縮が課題もセンス高く侮れないラブミーファイン。

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