最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 夏の北海道開催のスタートを告げる短距離重賞。サマースプリントシリーズの初戦にも位置づけられる。函館の狭いコースに多頭数がひしめくため、不利に泣く馬がしばしば現れるレースでもあり、1番人気は最近6連敗中。ロードカナロア、ストレイトガール、コパノリチャード、セイウンコウセイというGIクラスもここを勝ち切ることはできなかった。 1.開幕週のスピード勝負 函館競馬場は洋芝コースなので、時計がかかるというイメージが強かったが、近年はそうでもない。最近は2年連続でコースレコードが更新されて、昨年は勝ちタイムが1分6秒台に突入した。ここに来てスピード優先の傾向が強まっている。 2.1200専業より距離短縮が有利 前走で1200mを使われていた馬が過去10年で勝率5.2%であるのに対して、前走で1400m以上を使われていた馬の勝率は10.7%で、ダブルスコアの好成績を収めている。1200mよりも長い距離に慣れている馬の方が、このコースでは「ハマりやすい」と考えられる。 3.前走凡走馬が巻き返す そもそもスプリント戦は巻き返しが利きやすい条件ではあるが、このレースではそれが顕著だ。前走で10着以下に大敗した馬が過去10年で3勝していて、昨年のジューヌエコールも前走9着から巻き返して勝利を収めている。 ワンスインナムーンは前走京都牝馬Sを5着に敗れたが、差し馬有利の馬場だったことを思えば悲観すべき内容ではなかった。昨夏に連勝してスプリンターズSでも3着したように、暑くなるこれからの季節を得意にしている。函館コースは初めてになるが、持ち前のスピードを考えれば平坦で直線が短いコース形態がプラスに働く公算は大きい。 セイウンコウセイは京王杯スプリングCを12着と大敗したが、10kg増の太め残りが響いた面もある。距離短縮で巻き返しを期待したい。ナックビーナスは高松宮記念3着と力をつけているが、パワータイプで直線に坂があるコースを得意としており、スピード勝負には不安が残る。 以下、夏の北海道開催を稼ぎどころにしているアドマイヤゴッド、昨年UHB賞2着があり洋芝も問題ないヒルノデイバロー、3年前の勝ち馬で8歳でも若さを保つティーハーフ、昨年の2着馬で今年はさらにパワーアップした印象のキングハート。
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