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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月12日 阪神11R フィリーズR(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 桜花賞トライアルとして3着までに優先出走権が与えられますが、距離も短ければ回りも内回りで、本番との関連性はあまり高くありません。しかしながら数少ない牝馬GIIで、1着賞金が5200万円というGIに次ぐ高額レースでもあります。

 短距離志向が強い馬にとっては、桜花賞ではなくここが最大目標というケースもしばしばあります。もちろん優先出走権獲得に燃える馬もいて、さまざまな思惑が入り乱れます。馬券的にも荒れて当たり前と考えておくべきです。

1.アンチクラシックな血統馬

 近年の勝ち馬の父の名前を見ると、サクラバクシンオー、ファルブラヴ、タイキシャトル、アグネスデジタルと、クラシックには縁の薄い種牡馬が目立ちます。ちなみにディープインパクト産駒はこれまで[0-0-1-5]。

2.スプリンターの素質が開花する

 昨年の勝ち馬ソルヴェイグは、3か月後に函館スプリントSを制して、スプリンターズSでも3着。2014年の勝ち馬ベルカントは、サマースプリントシリーズを2回制覇する名スプリンターに育ちましたし、2009年の勝ち馬ワンカラットは古馬1200m重賞を3勝、2007年の勝ち馬アストンマーチャンはその年のスプリンターズSを制覇。名スプリンターの登竜門とすら言える錚々たる顔ぶれが並んでいます。

3.大型馬に要注目

 昨年の勝ち馬ソルヴェイグは460kg、2014年の勝ち馬ベルカントは470kg、2013年の勝ち馬メイショウマンボも470kg。498kgのフレンチカクタス、492kgのワンカラットと、パワーに自信がある大型馬が力量を発揮しやすい条件です。

 レーヌミノルはクイーンCでは強気の先行策で4着に敗れましたが、1分33秒7の時計は立派ですし、また他馬より1kg重い斤量を背負ってのものでした。ひと叩きして距離短縮の今回は、順当に勝機が回ってきそう。

 カラクレナイは牡馬相手に完勝した万両賞が強い内容でした。前走で476kgと馬格にも恵まれており、重賞でも素質で見劣りしません。ジューヌエコールはデイリー杯2歳Sの勝ち馬ですが、2戦2勝の1400mがベストという印象。適距離で巻き返しが期待されます。

 アズールムーンはりんどう賞の勝ち馬。ダート挑戦の兵庫ジュニアグランプリは敗れましたが、芝に戻ってすんなり先手ならば見限れません。ゴールドケープは阪神JFで6着。キレる脚はないものの前向きな気性で、この距離も悪くないでしょう。ベルカプリは安定した先行力が武器で、久々を叩かれての上積みも見込めます。シグルーンはアルテミスSの3着馬。新馬戦ではカデナを負かした実績もあり、本来の先行策が叶えば一変も。

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