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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

7月9日 中京11R プロキオンS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ダート1400はダート短距離の主戦場で、オープン特別は多数組まれていますが、JRA重賞となると根岸SとプロキオンSの二鞍のみ。必然的にこのレースにはダート1400チャンピオンシップとでもいうべきオールスターメンバーが集まります。

 ここを勝った馬はJBCスプリントや南部杯などの秋のGIで主役を演じるのが通例です。上半期のこの路線を締めくくる一戦として、競馬のカレンダーで重要な位置にあります。

1.距離に融通が利くタイプを

 このレースを連覇したベストウォーリアは南部杯、ユニコーンSなどマイル実績が豊富でしたし、昨年の勝ち馬ノボバカラは前年のユニコーンSで2着。一昨年の2着馬コーリンベリー、このレースを2、1着したアドマイヤロイヤルもマイル重賞で好走歴がありました。短距離専業の馬では勝ち切るには難しいレースです。

2.差し馬に分がある

 2012年こそノーマークのトシキャンディが逃げ切りましたが、長い直線で坂もある中京コースは先行押し切り型にはハードルが低くありません。小回りコースで実績を残してきた逃げ・先行馬は一枚割り引くのがセオリー。

3.中京では大型馬が強い

 中京移動以降の5年間の連対馬10頭のうち7頭までが馬体重500kg以上の大型馬でした。勝ち馬でもっとも軽かったのは去年のノボバカラの498kg。直線に坂があるコースでの多頭数の激戦ということで、パワーあふれる大型馬が優位に立ちます。

 エイシンバッケンはダートで馬券圏内を外したのが、14戦して2回だけ。追い込み脚質ゆえに勝ち切れなさがついて回りましたが、昨秋以来は6戦3勝と安定感が増してきました。フェブラリーS以来の久々をひと叩きされて万全の態勢で臨む今回は、重賞初制覇へ向けてまたとない好機です。

 カフジテイクは根岸Sの勝ち馬で、距離がやや長いフェブラリーSで3着、チャンピオンズCでも4着。この路線の第一人者と言える存在です。今回はドバイ遠征以来の久々となる点が最大のポイントで、直前追い切りに注目が集まります。

 ベストマッチョは根岸S以来の重賞挑戦。当時は12着に大敗しましたが、休み明けが堪えてのもので、降級戦を快勝して上り調子で臨む今回は別の結果を期待できます。アキトクレッセントは再昇級緒戦の欅Sで2着、ここに来て馬がぐんぐん充実しています。立ち回りの巧みさが武器で、いまの状態なら重賞挑戦でも。

 キングズガードは昨年の当レースの3着馬。重賞ではあと一歩足りない印象で、左回りももうひとつ。イーデンホールは折合難が残りますが、ハマったときの末脚はオープンでも優に通用するレベル。デムーロ騎手への乗り替わりで前進が期待できます。ブライトラインは東京スプリントで2着と8歳でも大きな衰えは見られません。前走は直線で狭くなっての敗戦で、56kgで出走できる今回は巻き返しに注意が必要です。

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