netkeibaデスクの予想

netkeibaデスク

お気に入り

お気に入り

登録済

最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

9月24日 中山11R オールカマー(G2)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋の天皇賞へのステップレースのひとつとして、勝ち馬には優先出走権が与えられますが、むしろその先のレースを睨む馬たちの叩き台として近年重要度を増しています。

 一昨年の勝ち馬ショウナンパンドラはJCを、5着のマリアライトはエリザベス女王杯を勝利。2014年もこのレースで2着したラキシスがエリザベス女王杯を勝利しています。昨年の勝ち馬ゴールドアクターもJC→有馬で4、3着。天皇賞のみならず、JC、エリザベス女王杯を占う上でも必見の一戦です。

1.前走GI組が中心

 前走がGIだった馬は過去10年のこのレースで[5-6-1-13]。勝率20.0%、連対率44.0%という好成績を残しています。中山外回りは息が入りにくいコース形態で、その上グレード別定でもあるので、底力勝負になりやすいという傾向です。

2.スピードが必要とされる

 新潟施行を含む過去10年間のうち、4コーナーで4番手以内の馬が8勝しています。近年はレース上がりが速くなるのが通例で、勝ち切るためにはある程度早めに動いていける自在性が必須となります。

3.中5週以内で使われた馬は疲れている

 中5週以内で使われていた馬は、最近7年間で1頭も連対していません。サマー2000シリーズの創設以降、夏場に無理をしてレース数を使ってしまう傾向が強まっており、夏場に詰めて使われた馬は、疲労残りの懸念が拭えません。

 ステファノスは前走安田記念で7着に敗れましたが、早めに動いて勝ちに行く競馬をしての0.3秒差で、けっして悪い内容ではありませんでした。叩き良化タイプながら大崩れが少ない馬で、中山でも内回りながら皐月賞5着、中山記念3着と強敵相手に好結果。昨年の宝塚記念でも5着があり、この距離でも割り引く必要はありません。

 アルバートはGIIではこれまで1・4・2・1着。このメンバーでも実績上位と言える存在です。ただ、2400m未満の距離に使われるのが500万条件以来のことになり、今回はスピード競馬への対応が課題になります。モンドインテロは日経新春杯とステイヤーズSで3着。手薄なGII戦なら上位争いができるところまで力をつけています。ジリジリ脚を使うタイプでこの条件は向きそうで、田辺騎手の騎乗も魅力。

 ルージュバックは今年になっての2走はごちゃついたり流れが不向きだったりで、まともに能力を発揮できていません。昨年の毎日王冠の勝ち馬ですから、牡馬混合戦でも力量は見劣りしません。以下、使われつつ復調気配が見られるデニムアンドルビー、休み明けが課題も同条件のAJCCの勝ち馬タンタアレグリア、中山得意で単騎先行なら侮れないマイネルミラノ。

このレースの予想一覧