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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月25日 中山11R 日経賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春の天皇賞に向けた東の最終ステップ競走。土曜重賞ということで地味な印象もありますが、2014年の天皇賞で1-3着したフェノーメノ、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴはいずれも日経賞をステップにしていました。年によってレベルの高低はありますが、本番に向けて疲労を残さない距離と間隔で、近年重要性が高まっているステップと言えます。

1.GI連対実績馬強し

 過去10年で1番人気が[4-1-2-3]と堅実です。馬券圏内を外した3頭は、GI実績がなかったネヴァブションと、前年のクラシック以来の休み明けだったロジユニヴァースとサウンズオブアースの3頭。すでにGI連対の実績がある馬が前年暮れ以来の休み明けで出走してきた場合は、ほとんどが人気に応えています。

2.差し・追い込みは苦戦傾向

 過去10年のうち中山競馬場で行われた9回では、4コーナーで3番手以内の馬が5勝と過半数を占めます。前哨戦ということでスローペースになることがほとんどですから、いくら良い脚を持っていても位置取りが悪いために不発に終わるケースもしばしばです。

3.有馬記念組が中心

 前走で有馬記念・ジャパンカップなどGIを使われていた馬が[4-5-1-11]で、勝率19%・連対率42.9%。AJCCや日経新春杯など、GIIを使われていた馬を圧倒する成績を残しています。とくに優秀なのが、[3-4-1-5]の有馬記念からの直行馬。

 ゴールドアクターは一昨年の有馬記念勝ち馬。昨年はGIこそ未勝利に終わりましたが、中山で行われたGIIでは2戦2勝と、強さを見せつけています。昨年のこのレースは58kgで勝ちましたが、今年は57kg。6歳になりましたが能力に陰りは見られず、得意の中山なら不動の中心に。

 ディーマジェスティは昨年の皐月賞を制して、ダービー3着、菊花賞4着と、強い4歳世代のトップの一角です。中山はセントライト記念勝ちも含めて重賞2勝と悪くありません。実力馬の復帰戦に注目。レインボーラインは昨年の菊花賞2着馬で、ジャパンカップでも6着と大崩れしませんでした。中山では外回りのニュージーランドトロフィー5着があるだけですが、ステイゴールド産駒だけに内回り2500mは合っている可能性があります。

 アドマイヤデウスは一昨年の当レースの勝ち馬。昨年もGIIに限れば3・3・2着と馬券圏内を外していません。転厩緒戦ですが鉄砲は苦にせず、いきなりから。以下、さらなる相手強化が課題も田辺騎手鞍上が魅力のシャケトラ、距離延長で見直せるツクバアズマオー、小回りコースで逃げ脚が威力を増すヤマカツライデン。

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