◆激流G1上位馬を素直に評価 今週末は国内最高賞金を誇る国際G1・ジャパンCが行われます。 その賞金額は世界でもドバイWC・凱旋門賞に次ぐ3番目とされていますが、今回はドバイWCを制したヴィクトワールピサと凱旋門賞を制したデインドリームが初めての直接対決。 まさに世界から注目を集める一戦となりそうです。 ジャパンC(G1・東京12F) 2006:37.0-36.8-37.0-34.3=2:25.1(ディープインパクト) 2007:35.6-37.2-37.6-34.3=2:24.7(アドマイヤムーン) 2008:36.6-38.0-36.5-34.4=2:25.5(スクリーンヒーロー) 2009:35.2-36.0-36.1-35.1=2:22.4(ウオッカ) 2010:36.4-37.0-37.1-34.4=2:24.9(ブエナビスタ) ※「3F×4ブロック」で表記、( )内は1着入線馬、2010年ブエナビスタは2着降着。 ジャパンCは、テンの「第1ブロック」が35秒台、中盤「第2?3ブロック」が36?37秒台で流れて、上がりの「第4ブロック」で34秒台、という差し勝負。スタート後の直線がスタンド前で長いこともあり、世界的な大レースと比べると、意外と「テンの速さ」は一つのポイントになります。 「世界2強」のレースについて考えてみると、3月のドバイWCは「テンが緩く、中盤がやや速くなって上がりも速い」という、後半にかなり比重が掛かったレース。ヴィクトワールピサはこれを最後方から中盤一気に2番手まで追い上げ、そのまま押し切るという、更に後半に偏った脚の使い方をしました。距離延長+直線長い東京へ向けての持続力は十分にアピールしたとも言えますが、「テンの速さ」への対応関してのみは不安材料が残ったとも。昨年のジャパンCでは3着していますが、これは「第1?3ブロック」が平均的に遅い流れ+最内枠が向いたもので、実はここから前進できる要素は意外となさそうです。 一方、10月の凱旋門賞は、道中淀みなく速く、中盤も緩まずに流れました。馬場差を差し引いても、昨年ヴィクトワールピサが4着に敗れたニエル賞と似た流れで、更に中盤が速かったという厳しいレースで、これを差し切って圧勝したデインドリームは相当な底力。そして、勝ち馬にばかり目が行きますが、実は終始2番手から2着に粘り切ったシャレータも、実は同等以上の評価ができそうです。フォワ賞2着のヒルノダムールが、先行してズブズブと沈んでしまったことを考えれば、あの粘りは決して侮れないでしょう。 という訳で、海外のレースでは激流の凱旋門賞が、ドバイWCより価値があったと見ます。そして国内のレースでは中長距離G1の宝塚記念と天皇賞秋が、共にテン速く淀みない流れだったので、これらの上位馬を素直に上位評価します。 ●注目馬=シャレータ・デインドリーム(淀みない流れの凱旋門賞で1、2着)、ブエナビスタ・エイシンフラッシュ(テン速い宝塚記念で3着以内)、トーセンジョーダン・ペルーサ(激流の天皇賞・秋で3着以内)。 【予想提供終了のお知らせ】 半笑い氏の予想は、11月25日分の更新を持って提供終了とさせていただきます。長い間ご愛顧ありがとうございました。
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