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【半兄はハクサンムーン】サトノレーヴは、いずれスプリント重賞を賑わすスピードスター。サクラバクシンオー産駒の母は5勝。長男ハクサンムーン(父アドマイヤムーン)は、アイビスSDなど重賞3勝。GI・スプリンターズS2着、高松宮記念を3着した快速馬だった。

　父がロードカナロアにかわり、兄より馬体は四肢も背中も若干長い。デビュー前の調教は石橋脩Jが付きっきり。能力とスピードにある程度手ごたえを感じていたのだろう。1000m通過・59秒1という平均ペースを2番手追走、いつでも抜け出せる構え。直線坂下ではもう先頭、上り3Fは推定・11秒8-11秒6-11秒9(35秒3)。ゴール前後続に詰め寄られたが、半馬身差封じ込めた。経験馬相手に時計は1分34秒6。6月28日の南Wが実質の本追い切り。1F・10秒8を馬なりという数値もまた、スプリント能力と将来を予言している。

　逆転があれば、同じロードカナロア産駒の3歳牝馬スクルトゥーラ。フェアリーS6着で、距離に壁があるのがわかった。6F転向初戦は小差3着、前走の上り33秒5と1分21秒7で、横山武Jも短距離の動かし方を手の内に入れたか。

　三番手も3歳馬プラソン。立待岬特別2着で、ひと脚先に1勝クラスに突撃。

　同レース5着のショウナンナウシカは発馬を手直し、巻き返し。エナジーグランの前走時計・1分9秒0は、立待岬特別の決着タイムと0秒2差だった。スカイトレイル、タガノスペルノヴァが押さえ。