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【エールに応える】頭数は手ごろ、別定のオープン。マイルは久々になるが、グリュイエールが力押し。紐解けば2歳秋。京都2000mを2歳レコードで駈け、中京2200m・2分9秒9のレコードホルダー。しかし高い身体能力は、同時に脚元を傷めることにもつながり、2年以上のブランクも余儀なくされたが、府中Sは1分58秒8で好位差し。ラスト4F連続・11秒台の高速ラップを叩き出した。

　エプソムCは重馬場に加え、道中はエキサイト気味。ラスト1Fでレースをあきらめてしまった。続く新潟記念は行くとこ行くとこ前が塞がり、抵抗できず10着に流れ込んだが、カシオペアSは最速の上りで2着は確保。懸案の脚元も小康状態、調教も無事消化できた。

　対抗はパクスアメリカーナ。アーリントンC・1分33秒5の2着をステップに、勇躍東上したNHKマイルCは、勝負どころの進路を誤り痛恨の5着。ただ、ホエールキャプチャの弟、良質マイラーであることは確認。9月に帰厩、一旦緩めた時期もあったが、最終追い切りの芝コースでの反応は鋭敏。

　ストーンウェアは、小倉記念5着、新潟記念6着ながら、レースっぷりはまずまず。マイルで3勝、距離は最適。ロワアブソリューは、折り合ってソロリと1F伸ばしたい。

　週中は雨、馬場が渋ればキョウヘイの出番。ソーグリッタリングも、ホームで巻き返し可能。