丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

8月19日 札幌11R 札幌記念(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    14

    相手

    2

    4

    5

    8

    9

    15

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    14

    2着

    9

    相手

    2

    4

    5

    8

    15

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    14

    2着

    5

    相手

    2

    4

    8

    9

    15

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【素材はGI】ミッキースワローが、スーパーGII・札幌記念をステップに、GIへ再アタック。指針となる能力のよりどころは、3歳秋のセントライト記念。11秒7-11秒3-11秒0(34秒0)というレースラップを0秒6上回る、33秒4という桁の違う加速ラップで中山の急坂を登板。2分12秒7というタイムは、翌週の古馬GII・オールカマーより1秒1速く、GI級のポテンシャルを早くから示していた。

 しかし、菊花賞は不良馬場、AJCCは馬場適性の差に2着と泣き、春最大の目標である大阪杯は、輸送による摩耗の影響――474キロという細い身体をみたときは、思わず声をあげてしまった。加えて1000m通過は1分1秒1のスロー。内回りの阪神2000mは、GIであっても常に緩ペースの上り勝負を覚悟しておかなくてはいけないコースではあるが、大勢が決着したあとの5着とはいえ、上りは34秒0。切ないあの造りでも、後のGIのためにと、横山典がひと脚を引き出してみせた。

 線の細さの懸念が残るミッキーにとって、滞在競馬は大きなアドバンテージになる。実際、競馬週刊誌の写真や追い切りを見ると、腹回りや首差しも前回よりはズンと張っている。

 マルターズアポジーとアイトーンが競り合ってくれれば前崩れ必至。少なくとも大阪杯よりは展開は楽になる。

 相手本線はサクラアンプルール。昨年はGII・中山記念2着をステップに、函館記念9着、そして札幌記念制覇で一気に重賞ホースへとジャンプアップを果たした。

 7歳となった本年も、中山記念は0秒2差の4着、日経賞は3着、57.5キロの重量で函館記念2着と、目に見えて前年よりレース内容も戦績の中身も濃くなっている。田辺騎手落馬のため急遽乗りかわりとなったが、以前とは違いクセは少なくなっている。

 三番手は復活の願望も込みでマカヒキを指名。仏遠征のダメージが尾を引き、4歳前半期は数字以上に身体が小さく、背腰や四肢の躍動感が不足。しかし秋の天皇賞を境に、徐々ではあるが張りや輝きを取り戻してきた。

 予定していた有馬記念で、できれば結果を出し、復活をアピールしたかったが、すべてにピカピカだった皐月-ダービー期には劣るものの、7月の栗東トレセンのCWでの追い切り、北海道入り後の動きは昨年秋と同列かそれ以上。ルメールも単なる試走ではなく、勝ち負けを演じることで秋につなげたいと思っている?

 ネオリアリズムは当コース【3000】。一昨年の札幌記念はルメールとのコンビでモーリス以下を完封。デムーロとのコンビで中山記念優勝。GII奪取のバトンを受け継ぐ形で、仕上げはモレイラ――香港GI・クイーンエリザベスを攻め獲って見せた。

 体重や折り合い等、これだという目安を設定し辛いタイプだけに、調教の動きも少し重苦しく映るが、それを動かすのがモレイラでもある。

 叩き良化型だが、モズカッチャンは、オークスは2分24秒4の好タイムでソウルスターリングの0秒3差2着。秋華賞はディアドラとコンマ2秒差の接戦、エリザベス女王杯では古馬を撃破。瞬発力と持久力の両方を備えたHレベルのGI牝馬だ。久々だからといって、デムーロが静かに指をくわえてみているはずはなく、いつもの休み明けより直前調教は負荷をかけた。

 サングレーザーは、距離2000は長いのを承知であえて参戦。今年はHペースの前崩れが濃厚。例えば二年前のモーリス然りで、GI級のマイラー図を描きたいと思えば、末脚勝負に徹すれば、10Fでも2-3着突入は十分考えられる。洋芝は2戦2勝、グリップもいい。

 マイスタイルは、今回はたぶん好位。マイペースに持ち込めずとも、スタイルを貫きコンマ5秒差以内に踏ん張れれば、オールカマーや毎日王冠等、秋の次走が楽しみになる。

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