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【重賞スプリンターへ変身】スプリント路線に舵を切った、シャイニングレイの可能性に注目したい。新馬・ホープフルSを連勝し、いざクラシックの期待も担ったディープインパクトの息子。体調が戻り切らず、3歳春は弥生賞7着で店じまい。2年もの長期休養を余儀なくされ、馬体整備や折り合いを模索してきたが、7ハロンの安土城Sで活路を見出した。1000m通過・56秒3-1200m通過・1分7秒9というハイラップでさえ掛かり気味だったが、11秒台の連続ラップを繰り出し1分19秒8でパンチアウト。1200mの速い流れのほうが、折り合いも楽になる。一気呵成のGIII突破に注目だ。

　第一本線はメラグラーナ。高松宮記念は力及ばず10着に失速したが、3番人気は少し見込まれすぎだったように思う。まだ細部に弱さを抱える遅生まれの南半球産駒、5歳夏はまだ伸びしろがある。ちなみにオープン到達の起点は、昨年7月の中京1200mの圧勝劇であり、その時の時計は1分7秒9だった(CBC賞と0秒7差)。

　三番手はエイシンスパルタン。GIIのスワンS3着、GIIIの京阪杯2着など、重賞奪取にあと一歩。7ハロンで4勝を挙げているが、6ハロン戦にも1分7秒6の勝ち鞍がある。休み明けになるが、14日に栗東坂路で49秒1を計時、息遣いも整った。3歳馬メイソンジュニアは、ファルコンS3着に続きマイルのNZTも2着と好走。戦績通り今急激に力をつけている。タイムトリップも1200mなら流れに身を任せひと脚が使える、52キロの3歳馬。トウショウドラフタは昨年のファルコンSの覇者。左回りは見違えるような走りをする。