netkeiba

【今が盛り】ソルヴェイグの気力充実。

　3歳時はGIIフィリーズレビューを勝ち、昨年の北海道シリーズ・函館SSは、50キロに恵まれたにせよ大外枠から果敢に先頭をうかがいレコード勝ちを果たした。

　続くキーンランドCは、2キロ増に加えマークされる側へと立場もかわり0秒3差の4着に敗れたが、GI・スプリンターズSは際どい3着。

　ヴィクトリアマイルも、55キロの重量で残り1Fまで先頭を走りあわやのシーンを演出している。4歳夏の今が盛り、真っ向勝負で立ち向かえば結果はついてくる。

　対抗はモンドキャンノ。末脚温存策に徹し切ることで、マイルGI・朝日杯FSも2着したが、もっともスムーズなレース運びができたのは7Fの京王杯2歳Sだった。本質はスプリント戦の差し馬、6FのキーンランドCあたりから再出発という図式は早くから描けていた。

　古馬初対決の前走は緩い芝のHペースに面食らったが、メイソンジュニアも6Fの福島2歳Sの内容がベストだった。昨年3歳勢がワンツーを決めたように、古馬と比較すると53キロもかなり有利となる。

　前年2着のシュウジは、函館SSは前半3F・32秒2で暴走。モレイラ騎乗とはいえ激しい気性をいかにコントロールし、また58キロがどう出るか。

　フミノムーンは57キロで1分7秒7をマークした経験があり、人気的にも今回は思い切ったマクりを仕掛けて行ける。ルメールを得たエポワスの巻き返し。