丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

3月22日 中山11R スプリングS(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    10通り

    1着

    3

    相手

    2

    4

    5

    8

    9

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    3

    2着

    9

    相手

    2

    4

    5

    8

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    3

    2着

    4

    相手

    2

    5

    8

    9

    各100円

購入:7800円(58通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-7800円

丹下日出夫の見解

【良血馬の成長過程とは】ヴェルトライゼンデが精度アップ。

 2歳夏の小倉の新馬戦は若さ丸出し。道中は逃げ馬を威嚇しながら鼻息荒く二番手。直線手前が替わらないまま、暴力的に他をねじ伏せ勝ち星を得たが、萩Sは1000m通過・63秒6の緩ペースにもがっちり折り合い、上り3F12秒2-11秒2-11秒3(34秒7)というレースラップを、稍重で推定11秒0前後を2連発、34秒5の加速ラップで一閃。レース後「良馬場のほうがいい」と、鞍上のスミヨンJがコメントを残していたが、ホープフルSは最速タイの上りで2着は確保。2馬身差をつけた3番手以下の面々は、つい先日の弥生賞の2-4着馬。クラシックのトップランクに近いことが改めてわかった。ディープインパクト産の兄ワールドエースは皐月賞2着、4歳の兄ワールドプレミアは菊花賞制覇、有馬記念3着。父はドリームジャーニーにかわったが、才能は兄たちと互角。

 怖いのはサクセッションの先行抜け出し。新馬・アスター賞を連勝し、勇んで西下したデイリー杯は6着。あのマーフィーにしては珍しく、強引で雑なレースとなってしまった。ジュニアCは1000m通過・57秒7というHペースで流れてくれ、中団で我慢は効いた。ただ、前進気勢が強すぎ、直線入り口ではもう先頭。それでもレースの上りは12秒0-11秒3-12秒4(35秒7)、自身の上りは35秒2。よどみのないタフな流れでも、ラスト2Fめを11秒3で走れるところが才能。中山1800mはコーナー4つ。コーナーごとに息が入れば、1F延長を逆転のカードにもできる。

 印二頭がお互いを意識し早めにスパートするようなら、ココロノトウダイが一角崩し。新潟1800mを1分47秒9・上がり33秒7をマークし、小回り福島の1800mを連勝。10秒台の瞬発力決着は少し厳しいものの、2勝の記録内容をみるとオープンは張れる。共同通信杯は12キロ増のぶん、脂肪がつき、気合もひと息だったが、中間南W5F・66-69秒台という追い切りを4本重ね、心身ともに見違えるような状態にもってこれた。

 ファルコニアの勢いも侮れない。初勝利に3戦を要したが、あすなろ賞を連勝V。1回小倉開催は二週目から週末は雨。瞬発力勝負のディープインパクト産駒には少し辛いステージが多かったが、湿った馬場を気にしつつも、前半1000m・1分0秒3の平均ペースを、じっくりと後方待機、覚悟の大外強襲。2着馬も懸命に差し返す素振りをみせたが、最後はグイとハナ差先着。2分1秒4という時計の価値のとらえ方が少し難しいが、1800m通過は1分48秒9。同日の古馬1勝クラスの1800m戦の決着タイムは1分49秒4。少なくとも古馬2勝級のレースレベルに近い。ちなみにあすなろ賞からはカフナ(小倉大賞典2着)、エポカドーロ(皐月賞)、マウントロブソン(スプリングS)、オープン馬を送り出す確率は、けっこう高い。

 シルバーエースの二戦前・1分47秒8というタイムも、古馬2勝クラスに近い。少しパンチ力不足ながら、アオイクレアトールは、東京1600-1800mを[1210]。馬場を問わず、先行してしぶとい。

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