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7月26日 新潟11R アイビスSD(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 夏の新潟競馬の開幕を告げる名物重賞。函館スプリントSやCBC賞からの転戦も見られるが、直線競馬という他にはない特殊なコース形態が影響していて、前走で重賞を使われていた馬の存在感はあまり大きくない。サマースプリントシリーズのなかでも独特の色合いを持つ一戦だ。

1.凡走からの巻き返しは少ない

 過去10年、前走で掲示板を外していた馬の連対は3頭のみで、複勝率は9.2%。この特殊な条件に替わることで凡走からの変わり身を見せる馬がいないというわけではないが、中心となるのは前走で好走していた馬。

2.前走で4角先頭だった馬に注目

 過去10年で、前走4角先頭だった馬が7勝をあげており複勝率は46.2%。対して、前走の4角位置取りが2-5番手だった馬は0勝で複勝率19.2%。好位で控えても競馬できる器用さは直線競馬でプラスに働くことは少なく、先手を主張してガンガン押していくような競馬をするタイプが活躍する。

3.パワーと馬格が求められる

 器用さがあまり必要ないコース形態ということもあり、パワーと馬格に秀でた馬がアドバンテージを持つ。過去10年間の勝ち馬のうち8頭が馬体重480kg以上で、例外の2頭もエーシンヴァーゴウが464kgで、ラインミーティアも470kgあった。

 アユツリオヤジは前走のテレビユー福島賞を逃げ切り5馬身差V。デビュー36戦目にして初の芝だったが、まさかの圧勝を飾ってみせた。馬場や展開が味方したとしても優秀な内容であることには変わりなく、少なくともダートに劣らない芝への適性を示したのは確か。これまでのレースと併せて考えればテンのダッシュ力はここでも上位で、通用する余地は少なくないだろう。

 ライオンボスは昨年の覇者で、言うまでもなくこの条件に適性がある。特に嫌う理由は無いが、57kgの斤量がどう出るかは分からず一本被りなら本命にはし辛い。ジョーカナチャンは前走の韋駄天Sでライオンボスにアタマ差まで食い下がった。斤量差があったことは確かだが、この馬も上位の適性があることは間違いない。重賞でも期待できそうだ。

 ダイメイプリンセスは一昨年の覇者で、夏馬でもある。7歳馬であるから上積みまではどうかも、印は外せない。以下、スムーズに流れに乗れればここでも通用可能なラブカンプー、展開次第も条件は合うナランフレグ、休養前より体調は上向いているイベリス。

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