最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 秋の古馬路線が天皇賞→ジャパンC→有馬記念と定まっているのとは対照的に、宝塚記念に至る各馬のローテーションはバラエティに富みます。臨戦過程が様々な馬が一堂に会するのが宝塚記念の華やかなところであり、また難しさでもあります。 春の中距離の大一番であり、最大目標となるレースでありながら、過去10年で馬連配当が3桁で収まったことは1回もありません。人気馬同士で順当に収まることのほうが珍しくなっています。 1.格が当てにならない下克上レース 1番人気は過去10年で[2-4-4-2]と安定はしているものの、勝ち切れないケースが多く、2、3着が多くなっています。過去10年の勝ち馬のうち、アドマイヤムーン、エイシンデピュティ、ナカヤマフェスタ、アーネストリー、ラブリーデイの5頭はここが国内G1初勝利。ドリームジャーニーとマリアライトも、古馬牡馬混合のG1タイトルは初獲得でした。 2.数少ない定量58kg戦 定量58kg(牝馬は56kg)はふだんは背負う機会が少ない斤量です。天皇賞組と安田記念組がこのレースで優位なのは、両レースも定量58kgであることも理由のひとつと考えられます。それ以前に58kg(牝馬は56kg)以上の斤量を背負ったことのない馬の勝利は、過去10年でナカヤマフェスタの1例のみ。昨年1番人気2着のドゥラメンテも、2013年1番人気3着のジェンティルドンナも、じつは58kg(56kg)が初経験でした。 3.天皇賞は負けるが勝ち 天皇賞と宝塚記念を連覇したのは、11年前のディープインパクトが最後です。前走で天皇賞を勝った馬の宝塚記念での成績は、過去10年で[0-1-1-5]。当然ながら、ほとんどすべてが上位人気でした。宝塚記念を連勝していたゴールドシップが、天皇賞を勝った一昨年に限って馬群に沈んだのは記憶に新しいところです。 春の天皇賞は先行有利のレースですが、宝塚記念はそうではありません。前走で春の天皇賞を使われていた馬の宝塚記念の成績は[4-3-2-32]ですが、天皇賞での脚質が「逃げ・先行」だった馬は[0-2-1-14]。先行するしかないキタサンブラックにとっては嫌なデータです。今回相手関係は楽に見えますが、本来決め手の争いは不得手な馬で、勝ち切るのはそう簡単ではないと考えます。 ここはシャケトラ。前走の天皇賞は初斤量・初距離・初G1という三重苦。狙える材料がほとんど見当たらない逆風下の戦いでしたから、9着大敗に神経質になる必要はありません。前走で58kgを経験して、過去3戦3勝と得意の阪神に替わり、ルメール騎手への鞍上強化と、今回は買い材料に事欠きません。陣営としてもここが最初から目標だったはずで、前走の敗戦は度外視して狙えます。 レインボーラインは天皇賞では見せ場なく大敗しましたが、本質がステイヤーではないというだけの話。距離が不向きな菊花賞で2着に来たのがむしろ能力の証です。昨秋のジャパンカップでは最速上がりをマークして6着、距離短縮で巻き返しが期待されます。ミッキークイーンはヴィクトリアマイルでは断然人気を裏切りましたが、不向きな上がり勝負でしたし、左回りを気にした部分もあったようです。能力上位は有馬記念5着からもあきらかで、前走で力を出していないので元気いっぱいです。 ミッキーロケットは大阪杯では出負けが響いて7着に敗れましたが、日経新春杯では2kg重い斤量を背負いながらシャケトラを負かしていますし、神戸新聞杯でサトノダイヤモンドと接戦の2着がある力量馬。スタートさえまともなら。サトノクラウンは京都記念を連覇している2200mの鬼で、距離延長は歓迎。今年の京都記念が58kgでの勝利だったように、斤量増も苦になりません。スピリッツミノルはすみれSを圧勝した阪神芝2200mがおそらくベスト条件で、レース間隔が詰まるのと少頭数も好材料。前に行く馬が少ない組み合わせでもあり、馬場が渋るようなら粘り込みに要注意。
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