の予想

7月30日 新潟11R アイビスSD(G3)

  • 複勝

    1点

    11

    5000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    11

    相手

    10

    16

    各1500円

  • 馬連

    流し

    2通り

    11

    相手

    3

    4

    各600円

  • 馬連

    流し

    4通り

    11

    相手

    6

    8

    9

    15

    各200円

購入:10000円(9通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 今週は、緑が目に痛い新潟競馬の開幕週で行なわれるアイビスサマーダッシュ。新潟はJRAでは唯一、野芝100%で行なわれる競馬場だけあって、とにかく芝が軽く、特に直線1000mは、スピードがあれば、少し非力な面があっても押し切れます。

 直線1000mが始まって間もない頃、ある雑誌で『直線1000m攻略』と銘打って連載していたことがあります。そのとき夏の新潟前半戦の狙い方として、一番重要な要素として取り上げていたのが「先行力」です。前走で逃げていた馬、いなければ2番手で競馬をした馬を中心に狙って行くやり方です。

 これをアイビスサマーダッシュにあてはめて、前走で逃げ、先行していた馬に優先順位をつけると、【1】芝適性(できれば芝の短距離重賞勝ち)があり、前走ダートの短距離戦で逃げ、先行している。【2】重賞をなるべく前傾ラップ(前半が速いラップ)で逃げ、先行している。【3】新潟芝1000m以外のオープンを、なるべく前傾ラップで逃げ、先行している。

 ※連載当時は、前開催の福島、中京が時計を要していたために、時計の掛かった順番に優先順位をつけていましたが、現在はそれほどないので、ペースに優先順位を持たせることにしています。

 これを福島が馬場高速化、中京が新装オープンした2012年度以降で見ていくと、連対馬の大半が前記した【1】【2】【3】のどれかに該当しています。2015年の勝ち馬ベルカントは【1】。2012年の勝ち馬パドトロワ、2着馬エーシンダックマン、2013年の勝ち馬ハクサンムーン、2着馬フォーエバーマーク、2016年の勝ち馬ベルカントは【2】。2014年の2着馬フクノドリームは【3】。

 前傾ラップで逃げ、先行した馬を狙う絶対の理由は、前走でタフな競馬をすることで心肺機能が強化されるから。つまり息持ちが良くなってトップスピードを持続する幅が広がります。極端な話、速い脚を600m持続させるのか、800m持続させるかで結果は違いますよね?

 ただし、前走で強い競馬をしているよりも、凡退(馬場が悪ければ大凡退)しているくらいの逃げ馬のほうがベター。なぜかというと前傾ラップで結果を出した馬は、タフな競馬が得意すぎる可能性もあるのと、ダメージが強く出る場合もあるからです。

 よって、◎には、最強ローテーションともいえる【1】に該当するレヴァンテライオンを推します。逃げ、先行馬揃いの前走プロキオンSは、前半34秒2から後半完全な減速戦。『No.1予想』で想定した展開どおりとなり、差し、追い込み馬が上位を独占しました。つまり、レヴァンテライオンは、前走でそれだけタフな競馬を経験したということ。

 一昨年のベルカントも小倉2歳Sで2着するなど、速い時期から活躍していたこともあり、3歳後半-4歳前半はスランプ期に突入しました。しかし、前走ダートのコーラルSで前半3F34秒0-後半3F36.7のオーバーペースで逃げて13着に凡退した後、このレースで復活しました。レヴァンテライオンも函館2歳Sを制すなど、早い時期から活躍していたために、大半の馬が陥るスランプ期を作り出してしまいましたが、前走ダートで厳しい流れを経験したことによる、起死回生、復活に期待します。

 確かにレヴァンテライオンは、ベルカントほどの実績がない点が大いに不安ですが、現時点で10番人気と人気薄。実績不足であること以外は、全ての条件を満たしているため、そのあたりは目を瞑ることにしました。

 ○は、雨の影響を受けてやや時計の要す馬場状態で行われた前走CBC賞で、淀みのないペースで逃げて3着と健闘したアクティブミノル。この馬は内枠からスッと最初の3コーナーで先手を取り切って一昨年のセントウルSを勝利した実績があるように、テンのスピードが抜群の馬。今回のメンバーが相手でも、悪い出負け癖を出さなければ、ハナを主張していけるスピードの持ち主です。一旦は、この馬の本命も考えましたが、前走でやや激走している点が気がかりで対抗評価までとしました。

 ▲は、春雷S、韋駄天Sとオープン2連勝のフィドゥーシア。前走で新潟芝1000mは、負荷がかからないために、このレースで人気を裏切るケースが非常に多くあります。そういう視点で見れば、前走・韋駄天Sを勝利している点はマイナスでしょう。しかし、アクティブミノルについて行けるだけの先行力、スピードがあるのは大きなプラス。他に積極的に狙いたい馬がいなかったこともあり、3番目の評価としました。

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