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7月7日 福島11R 七夕賞(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 サマー2000シリーズの開幕を飾るハンデ戦のGIII。高頻度で10番人気以下の人気薄が馬券に絡んできており、非常に難解な一戦だ。持続力を要する福島2000mという舞台で行われ、王道とは異なる適性が求められやすいのも波乱の一つの要因か。

1.ハンデの重い馬が中心も

 過去10年の成績を負担重量別に見てみると、斤量57kg以上だった馬が5勝を挙げ複勝率29.7%と最も好成績。しかし、荒れるハンデ戦。斤量55kg以下かつ10番人気以下だった馬が8頭馬券に絡んでいることにも注意しておきたい。

2.前走先行していた馬は不振

 このレースは中央場所など広いコースで差し届かなかった馬が巻き返してくるシーンが多い。それもあり過去10年で前走4角2番手以内だった馬は2頭しか馬券に絡んでおらず、いずれも3着止まり。前走逃げ・番手だった馬は割り引いた方が良さそうだ。

3.時計の出方で過去実績の信頼性が変わる

 過去10年で1分58秒台の決着となったのは5年。そこで馬券になった15頭中、勝ち馬5頭を含む9頭には過去に重賞を勝った経験があった。しかし2分以上の勝ち時計を要していた他の5年で馬券になった15頭においては、過去に重賞勝ちがあったのは5頭のみで勝ち馬は1頭しか出ていない。パンパンの良馬場でなければ実績はあまり役に立たなくなる。

 クリノヤマトノオーは初めての古馬重賞挑戦となった前走の新潟大賞典を6着。これまで上がりの掛かるレースでの好走が多かったことからも、レース上がり33.7では差し届かなかったのもやむを得なかったと言える。初の福島コースという未知の部分はあるが、前走より適性のありそうな今回の舞台で前進を期待したい。

 ロードヴァンドールは前走の天皇賞・春で大敗を喫したが、距離が長かった。本来は好位でも競馬できる馬だし、適距離に戻るここで巻き返しを期待できる。ロシュフォールは前走の新潟大賞典を3着。勢いはここで一番だろう。今回は小回りコースへの対応がカギとなる。

 ゴールドサーベラスは昨年春以降パッとしないが脚質的に時計の掛かりそうな今回のレースはぴったりで、噛み合えば一発があっても驚けない。

 以下、前走同条件の福島民報杯を2着したクレッシェンドラヴ、新潟大賞典2着のミッキースワロー、同条件2戦2勝のウインテンダネス。

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