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2月26日 中山11R 中山記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 2011年のヴィクトワールピサ、2014年のジャスタウェイ、昨年のリアルスティールと、近年で3頭もここをステップにした世界チャンピオンが誕生しています。京都記念とともに、近年急速に価値が高まっているレースです。

 小回り中山の1800m戦でありながら、底力が求められる傾向が強くなっていて、近年は人気馬同士の決着が続いています。大荒れすることが珍しくなかったかつてのイメージは修正する必要がありそうです。

1.格がものを言う

 昨年はダービー以来の久々だったドゥラメンテが好時計勝ちして、2014年は中山コースが不安視されたジャスタウェイが圧勝。斤量を背負っている実績馬が格の違いを存分に見せつけており、信頼できます。

2.リピーターレース

 カンパニーが2勝、バランスオブゲームが2勝、ローエングリンも2勝しているように、このレースだけはめっぽう強いという馬がいます。バランスオブゲーム、ローエングリンの2勝目はいずれも6番人気でしたから、近況が冴えなくてもマークは外せません。

3.マイル実績を重視

 スタンド前発走で内回りコース使用。ほとんど一周息が入らない忙しい競馬で、マイル戦に近いラップ推移になります。2014年のジャスタウェイもマイル重賞勝ち馬でしたし、一昨年GI馬の壁を破って3着したステファノスも同様です。

 アンビシャスは昨年の当レースで王者ドゥラメンテをクビ差まで追い詰めての2着。自身の上がり3Fは、中山では驚異的といえる33.6秒でした。同じく小回り1800m戦のラジオNIKKEI賞も圧勝しており、この舞台への適性の高さは折り紙付きです。乗り難しさの残る馬ですが、ルメール騎手が騎乗したときは5戦3勝2着2回とパーフェクト。待望のコンビ復活で、今回はすべての条件がこの馬に向いています。

 ネオリアリズムは昨年の札幌記念ではモーリスを破る大金星を挙げましたが、マイルチャンピオンシップの3着が示すように、スピードが活かせる条件が合っています。今回は前に行く馬が少なくなく、締まった流れが予想され、この馬に向いた展開になりそう。好調デムーロ騎手への乗り替わりも魅力です。

 リアルスティールは昨年のドバイターフの勝ち馬で、秋の天皇賞でも2着。実績的にはナンバーワンの存在で、58kgを背負うのもやむを得ないところです。ただし、中山コースでは2・2・3着と微妙に噛み合っていない印象があり、適性の差で3番手の評価。

 ヌーヴォレコルトは一昨年のこのレースの勝ち馬で、この条件への適性の高さは実証済みです。6歳ですが海外遠征で力をつけていますし、今回54kgで出走できるのも有利。ヴィブロスは昨年の秋華賞馬。紫苑Sでは大きな不利を受けながらの2着で、中山コースも問題ありません。4歳春を迎えての成長度合いに注目が集まります。

 ロゴタイプは一昨年の当レースの2着馬ですが、昨年は7着に大敗。ここも展開次第ということになるでしょう。ツクバアズマオーは中山金杯の勝ち馬ですが、相手関係に恵まれた印象があります。今回は一気の相手強化で、コース適性の高さを活かしてどこまでやれるか。

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