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阪神ジュベナイルFを「阪神外回り1600m」と表面上で捉えると痛い目をみるんだよな……という思いを抱えながら思考を巡らせました。血統で言うとニジンスキーやクロフネ(フレンチデピュティよりもクロフネのほうがよい)を狙っていきたいところです。昔はピースオブワールドとかヤマニンシュクル、ブエナビスタとジョワドヴィーヴルの姉妹などニジンスキーがめちゃくちゃ強かったんですけどね。年月が経つごとに馬場も変遷していますし、それが傾向に現れてるのかなー、と思っています。

本命はマルターズディオサ。父は新種牡馬のキズナ。キズナ自身は距離適性にかなりの幅がありましたが、ナリタブライアンやビワハヤヒデなどが出るパシフィックプリンセス牝系の影響によるところが大きかったものだと考えており、その産駒はマイルから中距離あたりに出るのではないかと考えていました。マルターズディオサについては、牝馬であることを鑑みると適距離がさらに短いのではないかと仮説立てています。

ストームキャットを持つ馬の特徴は、なんといっても「勢いに乗ったときの成長力」。マルターズディオサは新馬戦から高いポテンシャルを発揮していて、未勝利戦では出遅れて1馬身後方からのスタートになりましたが、これを楽に差しきって勝利。続くサフラン賞も出遅れながら3角で位置を押し上げ、ラストの直線でしっかりと前を捉えました。

母系の奥にジェネラス（ニジンスキー）とブラッシンググルームを持っていること。またセクレタリアトのクロスを持ち、豊富にナスルーラを引いていること。また当レースと比較的相性のよいスペシャルの血を持っていることから本命視しています。恒常的に上がり時計を出せるタイプなのも良いですね。スタートで立ち遅れても昨年のクロノジェネシスのように外から追い込み態勢に入ってくれれば。

相手にはリアアメリアとクリスティ。リアアメリア本当に強いですね……デビュー前から噂は聞いていましたが新馬戦から圧倒されました。ディープにロックポートハーバーという血統構成はダノンプラチナを想起させます。母系の奥にダンチヒを抱え、マルターズディオサと同じようにゴーンウェストを持ち、ナスルーラを豊富に引いているところが魅力的ですね。

クリスティは前走の内容がかなり優秀だと思いました。直線で進路を失い、大勢決した
と思われたラスト1ハロンで一気に距離を詰めたのは圧巻。母父がクロフネというところが素晴らしいですね。

マルターズディオサの単複と、上述した3頭ワイドボックスを購入します。