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　エセロがここ２戦で発揮しているスピードは脅威で、ここもぶっこ抜いてしまう破壊力を感じるが、その一方で、昨年のホットキングプローンがそうだったように、トライアルまでは一気呵成に突破できても、本番との間には分厚い壁があることも確かである。英国のブックメーカーのオッズを見ると、この馬の１本被りとなっているが、これを見るとむしろ逆張りをしたくなる。

　そういうわけで、本命は4月のＧ１チェアマンズスプリントプライズの覇者ビートザクロックとした。休み明けだったＧ２ジョッキークラブスプリントでも、最も重い負担重量を背負って３着となっているが、これを含めてデビュー以来22戦して4着以下がないという堅実性は、特筆ものだ。前走からの上積みを考えると、馬券の軸としての信頼性は高そうだ。11か月ぶりの出走だったＧ２ジョッキークラブスプリントで２着となったホットキングプローンを相手にとり、エセロは単穴評価とした。