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この馬をようやく重賞で買える……本命はロードマイウェイです。ジャングルポケット肌にジャスタウェイという血統構成、とどのつまりは「トニービンのキメラ」です。父と母からグレイソヴリン由来のナスルーラを同時に補強され、おまけに懸念だった右回りでも前走で柔軟に対応。春を超えて本格化しているとみて間違いはないと思います。

母系は最近話題（自分の中で）のシンコウラブリイ。最近ではムイトオブリガードやタイセイトレイルが出ている一族ですね。近親にはコディーノやチェッキーノが出ている欧州牝系です。2代母のレディミューズはチューリップ賞2着。叔母のシンメイフジは関東オークス、新潟2歳Sの勝ち馬。一度勢いに乗ったら突き抜けるまで成長力が止まらない印象がありますね。

ロードマイウェイに関する懸念は強いて言うなら距離でしょうか。阪神の開幕週で時計の速い決着が予想される展開の中、卓越した先行力は活きるのではないかと思っています。欧州血統がベースにあるので中間ラップが緩まなければやや苦しいかな……というところですね。

相手に選ぶのはブレステイキングとテリトーリアルです。ブレステイキングは阪神と相性の良いマキャヴェリアンを持っていること、加えて比較的速い時計での決着経験があること。母はアイルランド産の名牝シユーマ。イギリスのサンチャリオットSを制し、中1週でカナダに遠征してE.P.テイラーSを制するという“剛の者”でした。ブレステイキングの叔父には欧州G１馬シユーニがおり、がちがちの欧州血統ですね。ロードマイウェイとセットで買うなら欧州ベースで揃えようかなという考えです。

テリトーリアルは名牝系グローリアスソング一族の出身。本来のポテンシャルを発揮できるのは非根幹距離（1800m、2200mあたり）だと考えていますが、本格化した現在ならすでに重賞級の能力を持っているのではと考えており、3頭目に指名しました。前走の勝ち方が非常に力強かった……。走破時計だけ見れば標準並ではあるものの、当日の馬場を考えればかなり速い時計で決着しています。父は欧州色の強いテオフィロ。ヨーロピアンスタンダードであるガリデイン配合馬で、タフなレースにかなり強く出られると踏んでいます。

ロードマイウェイの単勝と、上述した3頭のワイドボックスを購入します。