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タフな馬場の年は「欧州血統」を重視するレース。

タフな馬場になった一昨年も「父欧州型」のハービンジャーが１、３着。ちょっとタフだった昨年も２−４着は母父欧州型。２着馬ミッキーチャームは母父ダンジリ。３着カンタービレは母父ガリレオ。いずれも凱旋門賞でも実績を残す「欧州型」の種牡馬。

欧州型の中でも末脚上位の馬を重視

本命はクロノジェネシス
父バゴ。凱旋門賞勝ち馬で欧州型。ノーザンダンサーも出した超名牝系ナタルマの一族。バゴの産駒は京都芝2000ｍ巧者も複数。17年の同コースＯＰ特別勝ち馬にブラックバゴ。

姉にヴィクトリアマイルＣをレコード勝ちしたノームコア。
たしかに牝系は軽いのですが、一昨年勝ったディアドラも速い牝系。軽い馬場も走る馬で、重い馬場になるとパフォーマンスの下げ幅が相対的に低かった馬（どころか、海外Ｇ１も勝ってしまいましたが）
オークスは軽い馬場を先行する競馬で持ち味を出せなかったですから、タメる競馬をすればオークスよりもパフォーマンスを上げる余地も残すのではないでしょうか。

エスポワールの父は凱旋門賞で２連連続２着のオルフェーヴル。他にもステイゴールド産駒はナカヤマフェスタが凱旋門賞で連対。欧州指向の馬場が得意なタイプのサンデー系種牡馬。
母父もタフな馬場得意のロベルト系のシンボリクリスエス。母系には凱旋門賞馬トニービン。欧州の名血サドラーズウェルズ。近親には同じ芝２０００ｍＧ１の皐月賞勝ち馬アンライバルド、ヴィクトリー。ダービー馬のフサイチコンコルド。他にもリンカーン、アドミラブルなどなどＧ１で実績を残す名牝系。Ｇ１でも更なる上昇が期待できる牝系。

サトノダムゼルは、重賞では常に注目の「前走条件戦」のディープ。昨年の２着馬同様、母が欧州血統で条件戦上がりの馬

シゲルピンクダイヤは母父が英＆愛ダービー馬。母母父は凱旋門賞馬