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　高速ターフで行われる、ダービーを見据えたG2戦。例年なら2分11秒前後の高速決着になるが、今年はどうも毛色が違う競馬になりそうだ。一枚落ちるメンバー構成で、先行争いも落ちつく構図。例年だと厳しい前走500万下で3着を外した組にも、十分に勝負の目がある。

　◎レッドジェニアルで高配当を狙う。前走のアザレア賞4着は言い訳が立つ敗戦。9頭立てでも大外枠が悪さをして、メンバーで唯一の内から3列目。隊列からはみ出て前に壁を置けない形になった。ここにイレ込みも重なり、距離とエネルギーのロスが大きかった印象。インを立ち回った上位勢に伸び負けたことには酌量の余地があり、むしろいったん前をのみ込む脚勢で伸びた点は評価していいだろう。
　
　差して突き放した初V勝ちっぷりから、それなりのレベルにあることは間違いなく、今年のメンバーなら馬券圏まで足りる算段。CWの併せ馬でバリバリ攻めた前回に対して、今回は坂路中心かつ、当週は4F57秒2とソフト。これで落ち着きも出るはずだ。デビュー当初の行き脚の鈍さはなく、位置を取る競馬もできるイメージ。持続力を生かしての好戦を期待する。

　相手の本線は安定株○タガノディアマンテ。外の進出の形で皐月賞6着。走破時計＝1分58秒9からもポテンシャルの高さは明確に示した。京都の外回りもベスト。

　▲ヴァンケドミンゴも気になる存在。前走は4角〜直線で進路が狭く、接触もあった。使いつつパンとしてきた感触があり、2番枠も絶好。内でためて、直線はじけるシーンもありそうだ。