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毎年おなじみ「賞金の高い500万下」ことフェアリーS。収得賞金900万円のオープン馬は4枠の2頭だけで、残りはすべて400万円の1勝馬である。いっさい「格」が問われないレースなので1勝馬でも平気で勝ち負けになるが、えてして1戦1勝馬が過剰人気になりがちなので、その点は注意したいところである。

本命◎は08ホウオウカトリーヌだ。芝1200ｍ戦を主体に使われてきた馬なのでこの距離がどうかだが、それを補ってあまりある中山芝適性の高さ。レースセンスのいい馬で、血統的にもガチのスプリンターではないので、マイルまでなら距離もこなせると見ている。稽古での動きも良好で、デキにも不安なし。この人気ならば文句なしに「買い」である。

対抗○に01フィリアプーラ。後方から一気の脚で突き抜けた前走内容は魅力的で、しかもコースは今回と同じ中山芝1600ｍ。最内からどう乗るかが課題だが、このコースで外枠に入るよりは絶対にいい。こちらも素軽さ十分の動きを見せており、好走が十分に期待できそうな雰囲気だ。

単穴▲に13グレイスアン。秋に東京芝1600ｍの新馬を勝ち上がったが、まだまだ余力たっぷりという走り。外枠に入ってしまったのはマイナスも、それでここまで人気にならないならばお釣りがくる。また、中6週という余裕をもったローテでの出走も好印象。牝馬同士ならば連勝も可能な素質馬とみている。

あとは11アクアミラビリス、02アゴベイの2頭を「押さえ」評価。◎から資金配分に強弱をつけて流す馬連5点を推奨買い目とした。もし◎の単オッズが10倍前後つけるならば、馬連5％アップの対象レースではあるが、◎→○▲△☆注の馬単5点を追加したいところ。もしくは、◎の単勝を付け加えるのがオススメだ。