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◎カゼノランナーは隣の△ムルソーの圧勝続きの派手な馬柱のおかげでさほど目立っていないが、同馬の前走も2着に6馬身差をつける圧勝。しかも時計的には同日に行われた古馬2勝クラス（弥富特別）の勝ち時計1分59秒2を0.4秒も上回る好時計。3歳春、しかも初ダートでこの時計は相当レベルが高い。

前走はラクにハナに立ってスムースが競馬ができたのも大きかったが、同馬が踏んだラップはレース後半の持続力を活かしつつ、追われたところで一気に加速するという好内容。弥富特別も逃げ切りで決まったが、下記のようにラップを比較すると、後半の厳しさがよくわかる。

弥富特別（古馬2勝クラス）

7.3 - 11.4 - 11.9 - 13.6 - 12.9 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 12.5

カゼノランナーの前走

7.4 - 11.8 - 11.9 - 13.5 - 12.8 - 12.4 - 12.4 - 12.6 - 11.9 - 12.1

今回はスムースに逃げやすい外めの枠からのスタートとなるのも好材料。勝ち負けまで期待したい。

また、△ムルソーに関しては、近2走の圧勝は相手に恵まれた感が強く、気性的にも危ういところがあるタイプ。反動が気になる前走から中2週のローテも含め、オッズほどの信頼は置けない。