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　22/23年シーズンの香港チャンピオンスプリンター・ラッキースワイネスが故障で戦線離脱中の今、今季後半からスプリント路線に転じ、G1クイーンズシルバージュビリーCと、G1アルクオーツスプリントを連勝中のカリフォルニアスパングルが、力量的には抜けた存在だ。レーティング面で言えば、2位のマッドクールに7ポンドもの差をつけて首位に立っている。

　ポイントは、4週間前にドバイで激走した同馬が、本来の力を出せる状態にあるかどうか。帰国後も元気一杯の様子で、4月16日のバリアトライアル(AW1200m)でも1分10秒61の時計を出している。遠征帰りの不安はなさそうで、中心はこの馬と見てよさそうだ。

　今週に入って香港は雨が続いており、レース当日にも雨が降る予報が出ている。スピード自慢たちには懸念材料だが、そんな中、前走のGI高松宮記念を含めて重馬場で2勝しているのがマッドクールだ。大外枠を引いてしまったが、道悪ならばむしろ好枠と言えそうである。