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昨年はゴールデンハインドが逃げ切り勝利。他に先行馬が少なくハナから展開利を活かし切っての重賞制覇。今年は先行で勝ってきた馬が多い。とは言え飛ばしてハナにこだわるような馬はおらず、東京中距離戦ならハイペースとまではいかないだろうが、昨年ほど前の馬が有利にはならないのでは。
◎カニキュルは骨折休養約四か月ぶりの前走フラワーカップで6着。初戦の中山新馬2着から二戦目東京未勝利に替わって追い込み1着と、脚質的には広いコースの方が良い馬が、休養明けで中山重賞6着だったのだから地力の高さを示した内容と言える。馬主のキャロットクラブHPの近況によると、骨折のこともあり前走後は慎重に調整。師の前走一週後コメントでは「秋、そして、それ以降で大きな舞台」とあったが、短期放牧に出たNF天栄と師の最終的な判断でこのレースに回ったのだから陣営としては能力に手応えがあるということだろう。まずまずペースが流れ、先行勢の脚が最後鈍る展開になれば、二戦目東京で既に決め手を見せているこの馬の出番も十分あり得ると見る。