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◎14ソウルラッシュ〇3セリフォス
京都競馬場の最大の特徴は３コーナー手前から始まる坂。外回りコースでは高低差４ｍ以上の坂を上り、４コーナーにかけて少しずつ下っていきます。
芝1600mの場合レースの中盤で上り坂になるため、レース中盤でペースが緩みやすくなります。
シャタリングが行われるようになった2015年以降のマイラーズCのレースラップを見てみても、レース中盤の２ハロンが阪神で行なわれた２年は22秒台、京都開催の時は23秒以上と異なることが分かります。
（マイラーズCの前3F、中2F、後3Fラップ） 場 前 中 後2023年 京都 34.4 23.0 34.12022年 阪神 34.6 22.9 35.82021年 阪神 33.3 22.5 35.62020年 京都 35.3 23.3 33.82019年 京都 36.0 24.3 32.32018年 京都 33.9 23.3 34.12017年 京都 35.3 23.5 33.42016年 京都 34.1 23.8 34.72015年 京都 35.3 24.1 33.2
昨年こそ改修工事直後で馬場がキレイな「超高速馬場」でしたが、それでもレース中盤は23.0秒と、阪神開催に比較して時計はかかっています。
このように中盤でペースが緩むと追走能力のない馬も好走できる可能性が高くなります。結果、マイルよりも長い距離で活躍していた馬が好走しやすくなるのが特徴です。
実際のデータで見てみると、京都競馬場が通常スケジュールで開催されていた2016〜2020年の5年間で、京都芝1600m外回りに距離短縮ローテで出走してきた馬は単勝回収率96%、複勝回収率98%と人気以上に好走していることがわかります。（単勝オッズ40倍以下に限る。）
一方で同期間における阪神芝1600mにおいて、距離短縮ローテで出走してきた馬は単勝回収率67%、複勝回収率68%。東京芝1600mでは単勝回収率64%、複勝回収率77%と悪い値になっています。
以上より、狙いは距離短縮ローテの馬、もしくは中間でしっかり緩む競馬で好走してきたマイラーを狙うべきと判断できます。
今年の出走馬で距離短縮ローテになるのは
ソーヴァリアントスパイダーゴールドエアロロノアニホンピロキーフアリストテレス
の5頭が該当。
中でも前走は距離を伸ばしたことで強烈に折り合いを欠いたソーヴァリアント。
また、楽々と３勝クラスを勝利し能力の底を見せていないニホンピロキーフは一発あっていいでしょう。
７枠14番 ソウルラッシュ前走の香港マイルは時計のかかる馬場もあっており４着好走。相手はゴールデンシックスティ、ヴォイッジバブルなら強すぎたし、能力を発揮しての４着だった。２走前マイルチャンピオンシップで２着の実績もあり、よほどスローペースの前残り決着にならなければ大崩れしないはず。ポテンシャルは最上位だし、近年は海外帰り初戦を買うだけでも期待値が取れるローテになっているので、実力以上にオッズがつくならむしろ買い。
２枠３番 セリフォス前走の香港マイルは後方から差して７着。どちらかといえば1400m以下がベターなタイプだし、時計のかかる馬場が合っていなかった。２走前のマイルチャンピオンシップはHペースに巻き込まれて８着敗戦も、同様に時計のかかる馬場＆京都のコースは合っていない印象を受けた。今回は近２走の敗戦分で実力以上に人気落ちしそうだし、何より内枠を引けたのはプラス。舞台はあってない分で評価は下げたが、相手関係的にもここでの好走率は相当高い。
６枠12番 ソーヴァリアント前走の中山記念は折り合いを欠きまくってしまい大失速。馬体重も＋22kgとやけに増えていたし、状態面からも見直し可能な内容だった。２走前のマイルCSは番手からの競馬でHペースに巻き込まれて敗戦と見直し可能な内容だった。マイルでは富士Sで３着の実績があるが、高速マイルだとスピード負けするので京都のほうが良いはず。気性的に２ターン→１ターン変わりは絶好だし、おそらく人気もしないはず。ここは重めの印を打ちたい。
１枠１番 トゥードジボン前走の六甲Sは離れた番手から特に見せ場もなく11着。２走前の東京新聞杯も番手からキレ負けし、３走前の京都金杯も番手から追走して３着までだった。３勝クラス勝ちの内容からも前半以下に楽に逃げるかが好走のカギで、OPだと逃がせてもらえない分もの足りない内容。今回もエエヤンがいるので楽なペースにはならなそうだし、厳しい競馬になりそう。
１枠２番 スパイダーゴールド前走の白富士Sは中団から流れ込む形で４着。とはいえ勝ち馬はロードデルレイでかなり強く、0.6秒差とはいえ大きく悲観する内容ではなかった。２走前のニューイヤーSはイン前有利の競馬で後方でいいとこなし。キレる馬ではないし。後方になった時点で終了といった競馬だった。今回はマイルへの短縮になるが、京都芝1600mなら追走面から通用する可能性はある。内枠を引けたのもいいし、復活するならここでは。
２枠４番 リューベック前走の洛陽Ｓは終始折り合いを欠く走りになり10着敗戦。２走前は中団で詰まってしまい、最後に脚を使っていたことからも見直し可能な内容だった。近走は見直し可能な内容とはいえ、ＯＰクラスでは現状通用する力を見せていない。乗り難しい馬になった印象もありアテにならず、ここはオッズなりにハードル高そうで。
３枠５番 エアロロノア前走のエプソムカップは勝ち馬の後ろから競馬をするもキレ負けして５ちゃぅ。とはいえ２着とは0.2秒差で大きな差はなく、能力を示した内容だった。２，３走前は外を回す不利があり見直し可能な内容。重賞でも馬券内なら十分可能性を示す内容だった。今回は約１年ぶりのレース＆去勢明け初戦で状態面こそカギになるが、ポテンシャル的には通用してもいいはず。まったく人気しないなら買うだけの価値はある。
３枠６番 ビーアストニッシド前走の六甲Ｓは前２頭で競り合いまくってさすがにオーバーペース。完全に参考外の内容だった。２走前はダートで度外視可能だし、３走前のリゲルＳは折り合い欠きながらも５着と悪くない競馬だった。昨年のマイラーズカップでも勝ち馬と0.3秒差と、噛み合えば通用するだけのポテンシャルはある。全く人気しないだろうが一発あっていい。
４枠７番 ノースザワールド前走の六甲Sは内から５，６頭分外を回しておりさすがにロスが大きい競馬。２走前の東風Sは前残り決着を差して好走と能力を示す内容で、ＯＰなら上位の能力を示してきた。着順以上に評価できる分で大穴なりに期待値はありそうだが、今回はメンバーレベルも一気に上がるので好走のハードルは高そう。本命級には推せないが印は回しても。
４枠８番 トランキリテ前走の洛陽Sは外差し有利の流れで最後方付近から大外差しと恵まれた競馬。ハンデ戦で軽ハンデも恩恵あったし、評価は据え置きといった内容だった。今回はメンバーレベルが一気に高くなる上、斤量も増加と条件はマイナス。ここは手がでない。
５枠９番 ニホンピロキーフ前走の関門橋Sは中団の馬群内から突き抜けて完勝。馬場は極悪で相手も弱く評価は据え置きも、あきらかに能力は一枚上といった印象だった。もともと２勝クラス勝ちの２着がセーヌドゥレーヴ、３着がディオなので相当レベルが高く、この時点でOPでも十分通用すると思っていた馬。さすがに今回はＧ２でメンバーレベルもかなり高いのでハードルこそ高いが、ほとんど人気しないであろうここは穴候補としての魅力が非常に大きい。
５枠10番 コレペティトール前走の京都金杯は中団の内目をロスなく差して勝利。距離ロスも最小限だし、やや展開向いた好走だった。とはいえ京都金杯はメンバーレベルも低い上、ハンデ戦で軽斤量の恩恵もあった。今回はメンバーレベルが一気に上がる上に斤量増と条件はマイナス。ここは印をまわせない。
６枠11番 アリストテレス前走の大阪城Sは後方の内目から馬群をつく形で６着。これまでまったくいいとこなしので成績が続いてきたが、久々に0.4秒差と見せ場を作ってきた。とはいえ年齢的にも上積みは乏しいし、今回はメンバーレベルが一気にあがる局面。おそらくワンターン競馬のほうがチャンスはあると思うが、それでも買いたい気持ちにはならず。
７枠13番 セッション前走は離れた番手のいい位置から競馬をするもいいとこなしの７着。そもそも２走前の京都金杯も恵まれた部分があり、現状は力負けの印象だった。今回はさらにメンバーレベルも上がるため、ここは軽視がベターと判断。
８枠15番 フリームファクシ前走の東京新聞杯はイン前有利の競馬で外枠からの競馬と見直し可能。２走前の京都金杯は中団からスムーズに差して５着と、こちらも評価は据え置きといった内容だった。折り合い面から16000m継続は良いが、今回も再び外枠と条件は良くない。古馬相手に通用する能力も見せていないし、ここはオッズなりにハードルが高そう。
８枠16番 ボルザコフスキー前走の六甲Ｓは差し有利の流れで馬群内から差して勝利。進路取り、追い出しともにかみ合った印象で、評価は据え置きといった内容だった。タフな馬場が歓迎のタイプなので、雨がふったり時計がかかる展開になればチャンスあり。今回はメンバーレベルは一気にあがる分で評価を下げるが、チャンスがあってもいいのでは。
８枠17番 エエヤン前走のダービー卿CTは大逃げの形に持ち込み２着好走。上がりのかかる競馬が合っているし、距離短縮ローテとすべてがかみ合った２着だった。今回は京都競馬場で舞台はマイナスだし、相手関係も一気に強くなる。ここは強気になれない。
///////////////////////// この度はとうけいばの予想を購入していただき誠にありがとうございます。 【印について】 印について、中央競馬と地方競馬で定義が異なりますのでご了承ください。 ■中央競馬の場合 印は予想される複勝回収率ベースです。 ＜目標値＞ ◎ 複回値100% 〇 複回値95% ▲ 複回値90% △ 複回値85% 危 複回値65%以下 ■地方競馬の場合 印は予想される複勝回収率ベースです。 中央と異なり、平場の印は指数通りになります。 【危印について】 危印については平場のみ提供しています。 危＝過剰人気している馬のことです。 好走しにくい馬ではないことをご理解ください。 ※2022年1月〜2023年10月までの成績 470 - 434 - 423 - 2842 / 4169頭 勝率 11.3% 複勝率 31.8% 単勝回収率 61% 複勝回収率 65% 【買い目について】 買い目は印通りにならない可能性があります。 入稿ミスではありません。 （例） 馬連流しで◎△は買うが、◎〇は買わないなど。
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