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　中団のインをロスなく運んでいた前走の◎ミアネーロだが、勝負どころでは前が壁になって動けなかったうえ、直線半ばで進路をカットされて思い切り引っぱる場面。５着でも着差はわずかに０秒２差…まともなら突き抜けていたはずだ。勝ち馬ミラビリスマジックや６着オメガウインクが次戦の桜花賞トライアルで善戦したことを物差しにすれば、それなりにレベルの高いメンバー構成だったと言え、実質１勝クラスの今回なら資質は断然上。好勝負になる可能性は非常に高い。

　少し間隔があいたとはいえ、入念に乗り込まれて今週は併走相手を並ぶ間もなく抜き去る鋭い伸び。きっちり仕上がったと判断していい。ビシッと決めていざ大舞台へ殴り込みだ。

　相手の本線は○ホーエリート。こちらも前走は直線とゴール前で進路があかず、ビシッと追えなかった。まだ手応えは残っていたことから、断じて力負けしたのではない。エンジンの掛かりが遅いタイプだけに中山に変わる点は懸念材料だが、頭数が落ち着いたうえ、外めの枠が当たった。これなら勝負どころで早めに踏んで行けるイメージが湧く。今のところそれほど人気もしていない。狙い目はある。