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かなり先行指向が強いメンバー構成となったが、まだこの時期の3歳馬限定戦は「折り合い重視」であり、序盤からガリゴリと速いラップが刻まれるような展開は考えづらい。土曜日には突然の降雪もあったが、明日は好天に恵まれるとの予報で、ここから極端にバイアスが変化するケースは考えづらいだろう。コースの特性を加味して考えるに、脚質や枠番による影響が小さい一戦となりそうである。

本命◎は03レイデラルース。まったく人気がなさそうだが、前走の中山・葉牡丹賞でみせた内容は高く評価できるものだ。前走の勝ち馬であるトロヴァトーレもかなりの素質馬で、それを相手に楽ではない展開のなかを先行し、最後まで踏ん張って3着というのは立派なもの。中山の芝コース適性が高そうなタイプでもあり、ここでもやれて何の不思議もないはずだ。この中間の稽古でみせている動きも、上々といえる。

対抗○は06アーバンシック。早くもG1馬を出したスワーヴリチャードの産駒で、こちらも将来性の高さを、早い段階から評価されていた。前走の東京・百日草特別でみせた末脚のキレ味は素晴らしく、ゲート不安さえ解消されれば、今年の牡馬クラシック戦線で主役級の活躍が期待できるかも。稽古での動きのよさは文句なしで、人気になって当然といえる逸材。人気サイドでは、この馬がもっとも信頼度が高いとみている。

単穴▲には14ダノンデサイルを選んだ。前走の京都2歳Sは4着に終わったが、その着差は勝ったシンエンペラーから0秒1差でしかない。スタートで後手を踏み後方からの競馬となった点を考慮すると、もっとも強い内容だったといっても過言ではない。つまり、シンエンペラーと同等以上の能力馬である可能性までわるわけだ。相手が揃っているここでも、素質はまったく遜色なし。あとは、鞍上の横山典ジョッキー次第だ。

ここまでの3頭が上位評価組で、以下は△08ハヤテノフクノスケ、☆15ジュンゴールド、注13ドゥレイクパセージ、注10コスモブッドレアという評価の序列。推奨買い目は、◎○から流す馬連10点とした。それなりに波乱含みのレースと思われるので、1番人気の可能性もありそうな「馬連06-15」のフォーカスだけは買わない方針。そこに付け加える◎○の2頭軸から流す3連複5点で、本線設定をしている。