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◎イクイノックス
天皇賞秋の１着賞金が2億2000万円なのに対してジャパンカップは５億円。
イクイノックスは今年のドバイシーマクラシックを勝利しているので、ここを勝てば200万ドルのボーナスが支給される。
このレースが秋の最大目標なのはまず間違いない。
今年は国内外のG�気鬘穫⊂｜罎世�、いずれのレースも異なるポジションから圧巻の強さを見せている。
ドバイシーマクラシックでは全く促すことなくハナに立ち、直線は楽な手応えで後続を突き放して最後は流す圧勝。
終始鞍上の手がほとんど動いておらず、あまりにも力が違いすぎると感じた内容だった。
続く宝塚記念ではスタートこそ悪くなかったが、他馬のインコースへの意識が強かったこともあり、リズム重視で後方からの競馬を選択。
捲り気味の競馬になり、勝負どころではかなり外を回る形になったが、着差は僅かでも格の違いを見せつけた内容だった。
そして前走の天皇賞では強気にハナを主張する馬を行かせて自身は３番手で追走する先行の形。
最初の１ハロン以外は全て11秒台の息の入らない流れの中を先行して押し切る完勝で、文句のつけようがない内容だった。
２着馬と３着馬が道中最後方で脚を溜めていただけに、より一層強さが際立った。
ダメージの残るレースだったと思うが、追い切り内容を見る限りでは状態は平行線以上にありそう。
いかなる形の競馬にも対応できることをすでに証明しており、まだまだ能力の底が知れない。
粗探しをするならば若干器用さに欠ける面があるくらいだが、前走と同じくのびのびと走れる東京でのレースなら隙があるとは思えない。
◯スターズオンアース
速い上がりの使えるタイプではあるが、どちらかといえば持続力のある脚を持ったタイプ。
昨年のオークスや今年のヴィクトリアマイルを見るとジリジリと伸びており、東京の長い直線でも足りないくらい全く脚が止まっていない。
緩急のあるペースが苦手そうなタイプなので、強気に逃げるはずのパンサラッサの存在は大きな味方になる。
外枠を引いてしまったが、馬群を捌くよりは多少のロスが生じても外をのびのびと走らせた方が良いタイプだと思っているので、むしろ好材料と捉えている。
この馬の場合は繊細な騎乗をするC・ルメール騎手よりも、力強いフォームで馬を動かすW・ビュイック騎手の方が手が合うと思っている。
マイルでは距離不足な感があるが、ヴィクトリアマイルで先行できたことは収穫だった。
右回りではモタれる面を見せていた時期もあるので、おそらく左回りの中距離がベスト。
例年のジャパンカップよりも上がりを要するはずなので、底力が問われる可能性の高い今回はリバティアイランドよりも重い印を打ちたい。
蹄の不安で順調さを欠いたローテーションだが、非常に好内容に映った最終追い切りからいきなり力を出せる仕上がりにあると判断した。
▲リバティアイランド
これまで勝利したG�気涼罎任皀�ークスの内容は圧巻で時計面も優秀だったとは思うが、本質的に2400mは長いのではないかと思っている。
前走の秋華賞は内回りを利して強引な競馬でねじ伏せたような内容だったが、誤魔化しの効かない東京で古馬が相手となると全幅の信頼は置けない。
イクイノックスやスターズオンアースと比べると荒削りな面が否めず、最内枠を生かせるかは疑問なところ。
どうしても2400mという距離が気がかりだが、強力なメンバーが少なく斤量面やローテーションで有利なことから軽視はできない。
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