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11頭立てと少頭数となった日曜日の中山メイン・京成杯オータムH。とはいえ、先行指向は強めのメンバー構成で、07グラニットと06シャイニーロックというレースを引っ張る馬もいるとなると、前はそれなりに流れそうだ。中山芝も開幕週ながら差しが届くバイアスのようなので、ここは「差し優勢」という前提で予想を組み立てたい。

本命◎は素直に02ソウルラッシュ。春の安田記念以来となるが、帰厩後は順調にメニューを消化できており、いい仕上がりでレースに臨めそうな状態にある。G1だとまだ荷が重いが、G2やG3ならば大威張りできる実績の持ち主。中山芝とも好相性で、しかもここは展開まで向きそうなのだから、かなりの高確率で好走が期待できる。ハンデ59キロも実績を考えれば妥当なところで、馬格があるのでそこまで響かないと思うが、どうか。

相手の上位評価組は2頭で、対抗○には05インダストリアを選んだ。この春にダービー卿CTを制しているように、中山マイルとは好相性。競馬センスのいい馬で、ペースや展開に応じて動ける器用さもある。こちらも久々となるが、仕上がりや気配のよさは◎以上。C.ルメール騎手の継続騎乗も、当然ながらプラスに働く。地力からいっても適性面からいっても、ここは好勝負が可能なはずだ。

単穴▲は03ミスニューヨーク。年齢とともにズブさが出てきているのは懸念材料も、末脚のキレ味は相変わらず一級品。距離はもう少しあったほうがいいだろうが、中山芝の適性は高く、侮れない面がある。こちらもハンデは56キロと見込まれたが、展開が向きそうな組み合わせとなったのは非常に大きなプラス。前を捌くのに苦労せずに済みそうな少頭数も好材料で、ここは一発があって不思議のない一戦である。

以下は「押さえ」評価組で、10ウイングレイテスト、09ラインベック、04メイショウシンタケ、11トーセンローリエという評価順。1着はともかく、2〜3着についてはけっこう紛れがありそうなメンバー構成なので、手広く拾いにいっている。

具体的な買い目については、1着を◎に固定した3連単フォーメーションを推奨。「59キロだろうとこの相手ならば◎02ソウルラッシュが突き抜ける」という読みだ。「◎→○▲→○▲△☆注注」と「◎→○▲△☆注注→○▲」の20点×500円で、それなりに張り合いのある配当を狙って獲りたい。