netkeiba

逃げ先行馬が内枠に揃い、外からウインカーネリアンが主張してくるので、昨年以上にペースは流れる。

そのペースを前で受ける先行馬は少々厳しく、安田記念らしい差し決着を想定。

理想は外からスムーズに加速を付けられるタイプで、中団で脚を溜められるだけの追走力のある馬を狙いたい。

 

 

◎　18ソングライン

昨年の安田記念、今年のヴィクトリアマイルの勝ち馬で、東京マイルに関する適性や自力面は言うことないだろう。

特に高速馬場におけるスピード持続戦に強いタイプだが、昨年の安田記念と今年のヴィクトリアマイルは中間息がっ入ってからの３Ｆ瞬発力勝負で差し切り。

瞬発戦、持続戦共に対応できることから高速マイルにおける適性は幅広く、後半は堅実に末脚を伸ばしてくる。

ポイントとしては、高速戦に強いので時計が掛かりすぎた場合に良さが失われる可能性や、タフな馬場のマイルだとスタミナ的に足りなくなってしまう可能性があるので理想は良馬場だが、明日は良馬場まで回復する可能性あり、この馬の適性圏内と予想。

大外枠だが中団外からスムーズな競馬が出来れば上位争い可能だろう。

 

 

〇　4セリフォス

前向きな気性面から、先行前受けの形を取った朝日杯、NHKマイルだったが、昨年の安田記念から一転して控えて差す形で瞬発力を活かして好走を続けている。

前走のドバイターフはマイラーには鬼門な舞台で、このレースでラスト脚が上がった点からも距離適性はマイル以下だし、ここは度外視可能。

昨年の安田記念、マイルCSは控えてスムーズの外差しで活躍しており、斤量有利やスムーズな外加速などの恩恵もあったが、マイルCSにおける後半の末脚は完全に抜けていた点で素直に評価対象。

気性面の前向きさや速いレースでの追走経験もあり、追走して差せるだけの適性は問題ないだろう。

課題となるのは内枠を捌けるか＋気性面のスイッチが入らないか。

その点が鍵となるが、比較的スムーズなら上位争い。

 

 

△　5.6.10.11.12.14

5ソダシ

瞬発力勝負差し展開のマイルCSを先行して3着。大外枠からポジションを取った関係で前半負荷を受けながらも差のない2着の前走ヴィクトリアマイルの内容は評価対象。先行馬不利の想定だが、この馬に関しては自力で買い。

 

 

6ダノンスコーピオン

前半からペースが流れる展開向きなタイプで、スロー戦だと瞬発力で確実に劣ってしまうタイプ。前走は内でごちゃついたし、苦手なスロー瞬発戦で度外視。ペースの流れる安田記念は条件良化する。スムーズに加速したいので内枠はマイナスだが、人気がないので抑える価値あり。

 

 

10ソウルラッシュ

高速マイルだと時計勝負で足りなくなるので、当日の馬場回復が鍵となるが、少しでも掛かれば差し込めるだけの末脚アリ。

 

 

11イルーシヴパンサー

追走力が鍵とはなるが、近走はそれなりにポジションを取る競馬が出来ているのは収穫。中団で脚が溜まれば差し届く可能性あるので抑えて損はない。

 

 

12ナミュール

東京新聞杯で速いペースを追走し好走の経験は安田記念にも活きてくる。前走はスタート後不利で競馬になっていないので度外視。苦手な間隔詰めだが、それでいて前走からオッズが急落しているので抑えたい。

 

 

14シュネルマイスター

個人的には徐々に追走力が劣ってきている印象で、延長の中山記念や追走力よりも末脚の質が求められる高速京都マイルなどの活躍。昨年スローの安田記念でも後方から馬群を捌いての好走だったりと、追走力勝負は厳しくなってきている印象を受ける。とはいえ、外枠からスムーズに差しに回れれば届く可能性は考慮しなくてはいけない馬であり、輸送のない得意の関東圏なら無理に嫌えない。

 

 

適性チャート

 

94％以上（高期待値馬）の成績

【2022年】

（30-20-13-125/188）

勝率:16.0%　連対率26.6%　複勝率33.5%

単勝回収率155％

複勝回収率103％

 

 

【2023年】5月末まで

（15-7-8-44/74）

勝率:20.3%　連対率29.7%　複勝率40.5%

単勝回収率91％

複勝回収率80％