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◎タスティエーラ

［適性］B
［能力］B↑↑
［レース内容］A

…皐月賞で強い内容の２着に走ったタスティエーラを◎に抜擢。


前走の皐月賞（２着）は前半千m通過が『58.5』。

これは過去１０年の皐月賞で’１６年に次ぐ２番目に速いペースで、
重馬場だったことを考慮すると、近年で最も厳しいハイペースだった。


その超ハイペースを前目で運び、４角手前から動いて勝ちに行くレースをしての２着は立派。

３着のファントムシーフには２馬身近い差をつけており、負けて強しの２着だった。


共同通信杯では４着に敗れているが、当時はまだキャリア１戦。

（鞍上だった福永騎手いわく）「幼さが残っている段階」で、２着とタイム差なしなら悪くない。


瞬間的な速い脚はないが、一度エンジンがかかると簡単には止まらない馬。

変に溜めたりせず、近２走のような積極的なレース運びなら勝つチャンスがある。

【自信度 B】



○ソールオリエンス

…右回りだとコーナーを逆手前（左手前）で走るため、外に膨れてしまう馬。

案の定、前走の皐月賞（１着）は４角で勢いがつかず、
直線ではシンガリに近い絶望的な位置だったが、目の覚めるような豪脚で一気に突き抜けた。

展開や馬場に恵まれたとは言え、
全体のラスト２ハロン12.5-12.0の加速ラップを後方から膨れながら差し切ったのだから凄まじい。


２走前の京成杯（１着）は直線入口で外に膨れたが、楽々と突き抜けて２馬身半差の完勝。

近２走は規格外の強さだった。


父キタサンブラックの産駒は東京コースでもっとも勝ち星をあげており、
この馬自身、右回りだとコーナーで膨れてしまう悪癖がある。

左回りの東京コース替わりは確実にプラスで、近２走よりも更に切れるはず。



▲スキルヴィング

…青葉賞（１着）は終始３〜４頭分の外を回る距離ロスがありながら、手応え十分に悠々と差し切り勝ち。

たしかにメンバーは弱かったが、完勝だったし、
ルメール騎手が（ファントムシーフではなく）こちらを選んだ点は見逃せない。

過去４戦全て東京コースで走り、近２走は東京2400mで連勝中と条件も合う。



△△ファントムシーフ

…皐月賞（３着）は直線で内にササってMAXで追えず。
道悪の中、落鉄したのは痛かった。

ハイレベル共同通信杯の勝ち馬。
ルメール騎手に逃げられたとは言え、軽視は禁物。



△フリームファクシ

…皐月賞（９着）は「馬場に脚を取られた」という話。
道悪がこたえたよう。

２走前以前はずっと高水準の内容で安定して走っていた。
良馬場なら違う。



△ベラジオオペラ

…皐月賞（１０着）はペースが厳しく度外視できる一戦。

３連勝でG２を制したように力はある。



△ドゥラエレーデ

…パワータイプだが、芝も走るし、なんといってもG１覇者。
積極策で切れ不足を補えば残る可能性も。



押ショウナンバシット

…皐月賞（５着）は４角で荒れたインを通ってスルスルと進出。

仮に外を回していれば、もっと上位だった可能性がある。


【日本ダービーの印】
◎ 12タスティエーラ
○ 5ソールオリエンス
▲ 2スキルヴィング
△△ 14ファントムシーフ
△ 7フリームファクシ
△ 1ベラジオオペラ
△ 17ドゥラエレーデ
押 6ショウナンバシット