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先行指向が強めのメンバー構成。中山芝のCコースは、だいぶ差しが決まるようになってきているので、差し優勢の展開になる可能性が高そうだ。ここは出走馬のレベルが高く面白い一戦で、極端に荒れるケースは考えづらい。ガチガチに堅いというイメージもないので、中穴狙いがよさそうである。

本命◎は09パラレルヴィジョンで、素質からはここも通過点だろう。前走は展開に恵まれたが、それにしても強い内容だった。休養明けながら好仕上がりで、この組み合わせならば好位から差す競馬で、今回も上位に食い込んでこられるはずだ。先々は重賞クラスでも活躍できそうな素質馬。そのポテンシャルの高さをぜひみせてほしい。

対抗○は06スルーセブンシーズ。ドリームジャーニー産駒らしい中山芝適性の高さは大きな魅力で、先行指向が強めのメンバー構成となったのもプラス。また、地力に関しても現級では上位のはずだ。こちらも◎に負けず劣らずの好仕上がりで、休養明け初戦から力を出せそうな雰囲気。いい競馬が期待できることだろう。

単穴▲は05ルドヴィクス。近走は馬券絡みできていないが、着順ほどは負けておらず、7着に終わった前走にしても勝ち馬から0秒3差である。うまく前が捌ければ、ここでも上位争いができて何の不思議もないはず。適度に時計のかかる馬場のほうが向くので、現在の中山芝にも適性がありそうな印象を受ける。

もう1頭の上位評価組△は04クライミングリリー。東京での前走は13着大敗という残念な結果に終わったが、ディープインパクト産駒ながらパワータイプという印象で、東京の馬場が合わなかったのだろう。それだけに、今回は得意の中山替わりでの変身が見込める。ハンデも軽く、あとは前をうまく捌けるかどうか次第だ。

推奨買い目は、◎○−▲△の馬連4点を主体とした。◎○をあえて買わないという変則的な買い目となるが、ここは来ても仕方がないと諦められる程度のオッズでしかない。資金に余裕があるならば、◎○ではなく配当がハネる▲△のほうを押さえたいところである。